グラフやテーブルが作りやすくなった「Excel 2003プレビュー」

Excel 2003プレビューにもさまざまな新機能が追加されています。そのなかから主だった機能を、ダイジェストで紹介しましょう。

グラフを作る際、どんなグラフを作ればいいのか迷ったことはあるでしょう。横棒タイプにすればいいのか縦棒にすればいいのか、折れ線が見やすいのかなど、グラフの種類で困る場面もしばしば。そんなときに便利なのが「おすすめグラフ」です。元のデータを分析し、好ましいグラフのパターンを提示してくれます。

図11 セルのデータを選択した状態で、「挿入」タブの「おすすめグラフ」をクリック。表のなかに含まれるセルをひとつだけ選んだ状態でもOK

図12 プレビューを確認しながら提示されたパターンのなかから使いたいグラフを選択し「OK」をクリック。見やすいグラフを手早く作れます

ピボットテーブルは大量のデータをさまざまな視点で分析できる便利な機能です。しかし操作に慣れないと、思うようにデータを絞り込むことができません。そんなときは「おすすめピボットテーブル」の出番。複数のパターンの中から、イメージ通りのテーブルを瞬時に設定できます。

図13 表の一部を選択した状態で、「挿入」タブから「おすすめピボットテーブル」をクリックします

図14 おすすめの設定方法として、複数のパターンが表示されます。プレビューで確認しながら使いたいテーブルを選び、「OK」をクリックしましょう

「クイック分析レンズ」は、選択範囲の加工結果をプレビューで確認できる機能です。条件付き書式やグラフ、スパークラインなどの結果を見比べながら、データを手軽に加工できます。

図39 加工したいデータをドラッグで選択し、「クイック分析」のスマートタグをクリックします

図16 マウスカーソルを表示された項目に合わせると、結果をプレビューで確認できます

図17 「グラフ」や「合計」などのメニューをクリックすることで、書式以外の加工結果も確認可能です