パフォーマンスをチェック

ここでは、CPUにPentium G640(2.8GHz)を搭載した量販店モデル(スタンダードモデル)の「23-1070jp」を試用している。メモリはPC3-10600 4GB、グラフィックスはIntel HD Graphics (CPU内蔵)と、現在のハードウェア環境ではほぼミニマムと言える構成だ。

Windowsエクスペリエンス インデックスの値を見ると、グラフィックス機能が見劣りするものの、そのほかはまずまず満足できるスコアだろう。また、総合ベンチマークとしてPCMark 7とPCMark Vantageも実行してみたが、こちらも突出して優れている項目はないものの、よほど負荷の高いソフトウェアや処理でなければ問題ないレベルだ。

Windowsエクスペリエンス インデックスでは、グラフィックス以外はそこそこのスコア

■ PCMark 7 ■ PCMark Vantage 64bit
PCMark score 2276 PCMark Score 5994
Lightweight score 2109 Memories Score 3919
Productivity score 1479 TV and Movies Score 3958
Creativity score 2651 Gaming Score 4467
Entertainment score 3774 Music Score 7007
Computation score 4987 Communications Score 6447
System storage score 1928 Productivity Score 4812
HDD Score 5226

個性的な付属ソフト

最後に付属のソフトウェアを見てみよう。特徴的なのは、日本HPオリジナルの「Magic Canvas」だ。仮想デスクトップソフトの一種で、無制限にスクロールできるデスクトップを実現する。画面のスクロールはドラッグまたはマウスのホイールを利用し、一般的な仮想デスクトップを利用するより切り替えがスムーズだ。画面上にはショートカットアイコンのほか、「マジックタイル」と呼ばれるアプリケーションランチャーや、クイックランチャーを用意し、利用したいソフトウェアを素早く呼び出せる。

そのほか、前述の「Beats Audio」や、トラブルシューティングのための「HP Support Assistant」といったソフトウェアが付属。また直販モデルでは、マイクロソフトのOfficeスイートをはじめ、「Adobe Premiere Elements 10.0」や「Adobe Photoshop Elements 10」などもBTOで追加することも可能だ。

Magic Canvasは無制限にスクロールできる仮想デスクトップソフトウェアだ。画面下にあるマジックタイルからソフトウェアを素早く起動できる

「HP Support Assistant」は、トラブルシューティングやサポート情報などがコンパクトにまとまっている

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