BlackBerry PlayBook

カナダのResearch In Motion (RIM)は8月2日(現地時間)、同社タブレットの新版「4G LTE BlackBerry PlayBook」を発表した。8月9日よりカナダでの販売が開始されるという。これは従来までWi-FiのみをサポートしていたPlayBookを初めて3G/4G対応したもので、対応エリア内ではLTE、それ以外ではHSPA+での接続が行われる。

7インチの1024×600ピクセルのタッチスクリーンに10ミリメートルの厚み、425グラムの重量という従来のスペックはそのまま踏襲している。HDMIやmicroUSBポート、Wi-Fi、デジタルコンパス+GPS、表と裏で300万画素/500万画素のデジタルカメラというインターフェイス/センサー類もそのままだ。ただし基本スペックで若干の強化が行われており、従来まで1.0GHzのデュアルコアだったプロセッサが、4G LTE版では1.5GHzのデュアルコアへとクロックアップしている。また製品バリエーションも、従来は16GB/32GB/64GBの3種類のストレージ容量から選べたものが、4G LTE版では32GBのみとなっている。そして3G/4Gのネットワークを標準サポートしたことで、スマートフォンのBlackBerryなしでもPlayBook単体での運用が可能になった。OSには当初からBlackBerry PlayBook OS 2を搭載している。

現在RIMからアナウンスされているのは、カナダ国内の携帯キャリアであるBell Canada、Rogers、TELUSの3キャリアでの8月9日からの販売開始のみだ。前述のように対応エリアではLTE、それ以外ではHSPA+での接続となる。それ以外の地域については、米国、欧州、南アフリカ、中南米の各地域で数ヶ月内にも順次販売が開始される見込みだと予告している。