ビエラ・ワンセグ SV-ME1000」は、ワンセグチューナーを内蔵したメディアタブレットだ。保護等級PX6/IPX7相当の防水仕様となっており、バスルームやキッチンなどの水回りで使用することも想定されている。

保護等級PX6/IPX7相当の防水性能を持つワンセグメディアタブレット「SV-ME1000」

本体の右側には、イヤホン端子やMicro USBポート、SDカードスロットが配置されているが、これらはパッキンによって保護されている。特に、Micro USBポート/SDメモリーカード側は「LOCK」スイッチまで用意されており、安心感が高い。

コネクタ類は本体の右側にまとめられている。Micro USBとSDカードスロットはLOCKスイッチ付き

SDカードスロットは、microSD用ではなく、汎用性の高い標準サイズだ

SV-ME1000を起動すると、下の写真のようなホーム画面が表示される。ホーム画面はスライド式で3ページ構成になっており、中央と右側のページは、プリインストールされたアプリケーションなどが登録されている。左側のページは、ユーザーがアプリなどを登録するために設けられているスペースだ。もちろん、中央と右側の画面も、既に登録されているアプリを削除すれば、新規にアプリを登録することは可能だ。ホーム画面に登録されていないアプリを使用したい場合には、画面右下にある4×4の格子状になっている部分をタッチして「ランチャー画面」を表示させる。

「SV-ME1000」のホーム画面。全部で3画面ある

防水仕様との関連か、右側のホーム画面には「COOKPAD」や「ぐるナビレシピ」など、キッチンで使うのに便利そうなアプリが並んでいる。なお、右上の「キッチンツール」フォルダには、「キッチンタイマー」や「冷蔵庫チェッカー」などのアプリが収録されているが、フォルダのアイコンになっているキッチンスケールは含まれていない。

中央のホーム画面には、ワンセグのアイコンが配置されている。「ビエラ・ワンセグ」という名前からも想像できるように、本機では、ワンセグを中心とした映像コンテンツの利用がその役割上、大きなウェイトを占めている。画面は7V型で、表示画素数は800×480ドット。このサイズのタブレットでも高画素化が進んでおり、1,024×600ドットあるいは1,280×800ドットといったパネルを採用するモデルが増えているのを考えれば、少々物足りないと感じる人もいるだろう。

しかし、規格上は最大320×240ドットとなるワンセグ放送の視聴を中心としたスタイルを考えれば、無理なく表示できる800×480ドットという選択は、これはこれで良いのではという気もする。

ワンセグ放送の画質は、想像以上に良い

7V型という画面サイズでワンセグを表示すると、人によっては、かなり粗く見えてしまうということもあるだろう。この記事の担当編集者も、そのように語っていた。しかし、筆者は以前、8V型の液晶パネルを装備したワンセグ対応ポータブルDVDプレーヤーのレビューを行ったことがある。それに比べると、SV-ME1000の映像は、それほど粗くはない。地上アナログ放送を14型の小型テレビで見ているような画質といえば、イメージしてもらいやすいだろう。

ワンセグ放送受信時に液晶画面にタッチすると、画面の右端にチャンネルの「アップ/ダウン」用のボタンが表示される。ただし、チャンネルの変更には5秒ほどかかる。また、番組表は1ch表示だ。番組表を表示した状態で別のチャンネルに切り換えようとすると、やはり5秒程度待たされることになる。これはワンセグの仕様上、仕方のない部分でもあるのだが、タブレットはネットワークに常時接続した環境での使用がほぼ前提となっている機器だ。USB接続のPC向けワンセグチューナーでは、iEPGを利用する製品もあるわけで、この辺りにはまだ工夫の余地があるだろう。

ワンセグチューナーを搭載した機器、例えばポータブルDVDなどでは、外部アンテナが必要になるケースが多い。一方で本機では、内蔵アンテナのみで室内でも十分に受信可能だ。内蔵アンテナは左上に配置されていて、下の写真のように引き出すことが可能だ。ただ、このロッドアンテナは根元部分が若干華奢で、扱いには気を遣ってしまう。もっとも、筆者が試用した限りでは、収納したままでも、特に受信に影響があるようには感じられなかった。なかなか高感度である。

内蔵アンテナは本体の左上部に配置されている

アンテナを引き出したところ