ロック画面のカスタマイズ

さて、肝心のロック画面に関するカスタマイズは従来のWindows OSと比べて、多くのオプションが用意されています。グループポリシーエディターでカスタマイズを固定化することもできますが、ここではエンドユーザーが楽しめる写真のカスタマイズから始めましょう。具体的には「PC設定」の「パーソナル設定」から操作を行います(図05~07)。

図05 [Win]+[C]キーを押してチャームバーを呼び出し、<設定>ボタンをクリックします

図06 バーの内容が切り替わったら、「PC設定の変更」をクリックします

図07 PC設定画面に切り替わったら、左ペインで「パーソナル設定」を選択します。右ペインでお好みの画像をクリックしてください

あらかじめ用意された画像を選択するか、あらかじめピクチャーフォルダーに格納した画像ファイルを<参照>ボタンで選択してください。これでお好みの画像をロック画面に使用することが可能になります(図08~09)。

図08 <参照>ボタンをクリックしますと、ユーザーのピクチャーフォルダー内にある画像を選択できます。画像を選択した状態で<画像の選択>ボタンをクリックしてください

図09 これでユーザーが選択した写真をロック画面の画像として使用することが可能です

次はロック画面に表示する情報を選択しましょう。通知機能と対象となるのは、日付と時刻に加えてネットワーク接続状態やバッテリー残量、そしてMetroアプリケーションからの通知が行われます。Metroアプリケーションが、WinRT(Windows Runtime)ベースで開発されることを踏まえますと、今後登場するMetroアプリケーションにより、さまざまな通知が行われるようになるでしょう。

さて、初期状態では「メッセージング」「メール」の二種類が登録されていますが、<+>ボタンをクリックするといくつかのMetroアプリを通知対象として登録可能です。執筆時点で追加できるのは「カレンダー」「天気」の二つ。残念ながら動作を確認できたのは「メール」の電子メール未読数のみですが、今後登場する正式版では改善されているのではないでしょうか(図10~13)。

図10 「ロック画面に表示するアプリ」の<+>ボタンをクリックします

図11 追加可能なMetroアプリケーションが列挙されました。ここから追加する同アプリケーションをクリックしてください

図12 これで各Metroアプリケーションの追加が完了しました

図13 ロック画面には未読の電子メール数が表示されています

もう一つの情報領域が、日時の右上に情報を表示する「詳細ステータス」と呼ばれる部分。これらは一つしか選択できず、執筆時点の選択項目も「カレンダー」と「天気」のみ。設定を施すと本日のスケジュールもしくは指定地域の天気が表示されます。先の通知機能と同じく、こちらもMetroアプリケーションにより利便性が左右されるため、今後の発展に期待しましょう(図14~16)。

図14 「詳細ステータスを表示するアプリを選ぶ」の<+>ボタンをクリックしますと、「カレンダー」「天気」の選択が可能です。いずれかを選んでください

図15 「カレンダー」を選択しますと、日時の右上に本日のスケジュールが表示されます

図16 「天気」を選択しますと、同じ箇所に設定した地域の天気や気温が表示されます

阿久津良和(Cactus)