デルの「XPS」シリーズのノートPCは、従来パフォーマンスとマルチメディア性能の高さに大きな特徴があった。ここ最近は、それにデザイン性の高さもプラス。個人向けPCとして、非常に洗練された製品に進化しつつある。

新しく登場した「XPS 15」も、そうした流れの中にある製品。筐体デザインが前モデルから一新されており、今春発売されて人気を集めている「XPS 13 Ultrabook」とも共通したエレガントなフォルムになった。

手前はXPS 13 Ultrabook。全体のコンセプトやデザインが似ており、並べてみるとまるで兄弟のよう

本体カラーはシルバーとブラックの2色が基調。トップカバーにはXPS 13と同様にアルミ素材が使用されており、メタルならではのひんやりした手触りと凝縮感がある。また、パームレストとタッチパッドはマットなブラックになっており、手を触れるとしっとりとした感触が伝わってくる。

天板にはアルミ素材が使われており、質感は非常によい

パームレストとタッチパッドはマットな質感になっている。しっとりとした手触りで操作しやすい

キーボードは各キーが独立したアイソレーションタイプのもので、キーピッチもストロークも十分あり打鍵感は良好。本体の剛性が高いためか、キーボード面のたわみもほとんどなく、強い力でキーを打ってもストレスを感じることはなかった。

ちなみに、キーボードにはバックライトが内蔵されており、暗所でキートップの文字が発光する仕掛けになっている。照明を落としたプレゼン会場や会議室、飛行機、電車の中などではとくに重宝する機能だ。

キーボードはバックライト付き。キートップの文字が発光するため、暗所でも入力しやすい

本体正面の開閉部にはLEDが内蔵されており、スリープ時などにはゆっくり点滅する。また充電時にはオレンジ色に光って充電状況を知らせてくれるなど、デザイン性と実用性を兼ね備えた仕組みになっている。

本体正面の開閉部にはLEDが内蔵されており、スリープ時にゆっくり点滅する仕掛け。また、充電時はオレンジ色に変わる

インタフェースは、LAN、HDMI、Mini DisplayPort、USB3.0×3ポートなどが搭載されているが、本体側面が薄いためLANポートの下部が可動式になっている。LANケーブルを装着するときは、その可動パーツを押し下げてからさし込む必要がある。

本体左側面には、LAN、HDMI、Mini DisplayPort、USB3.0×3ポートが搭載されている。LANポート部分は下部の可動パーツを押し下げてから、ケーブルをさし込む方式

本体底面には、余分な凹凸やシールは一切見当たらない。通気口がヒンジの幅に合わせて設けられているなど、細かい部分までこだわりが感じられるデザインになっている。

本体底面やヒンジ部分もムダがなく、こだわりを感じさせる仕上げになっている

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