各社から続々とUltrabookが登場するなか、デルからも満を持して「XPS 13」が投入された(ニュース発表会の模様)。この「XPS 13」は、天板から底面にいたるまで一切の妥協もなく、デルのこだわりが凝縮されたノートPCに仕上がっている。この「XPS 13」の発売にあたり、デルのコンシューマー&スモールビジネス本部長の小林治郎氏を直撃。「XPS 13」にかける、デルの"想い"を聞いた。

デル株式会社 コンシューマー&スモールビジネス本部長 小林治郎氏

--- 1月に開催されたCESで「XPS 13」が公開されて2カ月ほど経ちました。反応はいかがですか。

小林 米国でも、さっそく評判になっているようです。品切れにならないように注意令が出ていますね。もちろん、日本でも評判は上々です。社内で「XPS 13」を見せたときは、社員が列をなして眺めにきました。チームの会議で披露したときには、歓声があがりました。「例の薄いやつは、いつ買えるんだ?」と言われますね(苦笑)。

すでに評判は上々だという「XPS 13」

--- どういったところが注目を集めているのでしょう?

小林 天板やキーボード面だけでなく、底面や側面まで、一切妥協せず、しっかりと作りこんでいます。また、コンパクトサイズながら大画面というのは「XPS 14z」の頃から採り入れているのですが、やはり本体を開いたときの印象が違いますね。本体の剛性もしっかりと保っていて安心感も十分に確保しています。この薄さで堅牢性を確保できている点は、本製品の自慢のポイントでもありますね。スタイリッシュで、かつハイパフォーマンス。しかも堅牢制も高く、モビリティも備えた製品です。「XPS」シリーズは、今後も妥協せず、進化を続けて行きますが、「XPS 13」は現時点でのひとつの完成形と言えますね。

--- ぜひ「XPS 13」のココを見てほしい! というポイントはどこですか?

小林 まずはデザインです。「XPS 13」のデザインについては、非常に自信を持っています。クラフトマンシップと言ったりしますけど、たとえば底面のロゴの部分の仕上がりであるとか、パームレストの質感だとか、スタイリッシュなデザインを実現できていると思います。

--- 確かに、よく底面に貼られているバーコードシールもなく、360度どこから見られてもよいように配慮されているのがわかります。

小林 それからディスプレイ。スペックのこだわりを言い過ぎるのは、時代にそぐわないかもしれませんけど……。このボディサイズに比べての画面サイズ。本体をパッと開けたとき、画面の大きさに驚かれる方も多いですね。ここは本製品の大きな売りのひとつです。また、本体ではないのですが、我々が強く意識しているところとして、サポートサービスがあります。1月からスタートした「プレミアム電話サポート」サービスという有料のサービスがあるのですが、本製品では、それが標準のサポートサービスになっています。

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