Maxim Integrated Productsは、同社の4コアアプリケーションプロセッサ「Exynos 4412」との組み合せで動作し、スマートフォンの小型化、薄型化およびエネルギー効率の向上を実現する、パワーSoCチップセット「TINI」の第3世代品を発表した。

同製品は、Samsung ElectronicsのGalaxy S III向けチップセットで、すべてのパワーマネージメント、充電、およびUSBマルチプレクサのニーズに対応する。Samsungのアプリケーションプロセッサおよびベースバンドプロセッサに給電するための、サイズと柔軟性の最適なバランスを実現しており、これによりバッテリの使用時間を最大限に延長し、USBの接続性が強化されている。

電源ソリューションサイズとしては前世代品比で30%小型化を実現しつつ、60チャネル以上の電力管理を実行でき、かつ前世代品比で最大20%高い変換効率を提供することが可能となっている。そのため、独自のグリーンモードレギュレータおよびサブレギュレーションアーキテクチャにより、スタンバイ時および動作時のバッテリ寿命の延長を実現したほか、最小の発熱量で高速なバッテリ充電を可能としたと同社では説明している。

MaximによるTINIのイメージ画像