日本ヒューレット・パッカードは21日、Intel Xeon E3-1200 v2プロセッサファミリーを搭載するエントリークラスのワークステーション「HP Z220 Workstation」シリーズを発表した。7月2日から販売を開始する。同社のオンラインストア「HP Directplus」での直販価格は、ミニタワー型の「HP Z220 Workstation」が129,780円から、省スペース型筺体の「HP Z220 SFF Workstation」が115,500円から。
「HP Z220 Workstation」シリーズは、同社のワークステーションとして初めて、インテル・スマート・レスポンス・テクノロジーに対応したストレージを採用。高速処理用のSSDを搭載することで、OSやアプリケーションの動作を高速化する。
「HP Z220 Workstation」と「HP Z220 SFF Workstation」の基本構成はほぼ共通で、CPUがIntel Xeon E3-1225v2(3.20GHz)、チップセットがIntel C216、グラフィックスがIntel HD Graphics P4000(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 2GB(2GB×1)、ストレージが500GB SATA HDD(7,200rpm、NCQ)、光学ドライブなし、ディスプレイなし、OSがWindows 7 Professional 64bit版。
主なインタフェースは、USB 3.0×4、USB 2.0×10、ライン出力/ライン入力、マイク入力、ヘッドホン出力、ギガビット対応有線LANなど。外部出力は、DisplayPort×1が共通で、「Z220」がDVI-I×1、「Z220 SFF」がD-sub×1。
BTOによるカスタマイズが可能。よりハイエンドのCPUや、大容量のメモリとストレージなどが選択可能。「Z220」はより多くの種類のCPUやグラフィックスから選択することができる。
また、いずれの製品にもデータの暗号化や完全消去、パスワード管理、指紋認証などの機能を統合したセキュリティツール「HP Protect Tools」を搭載する。
本体サイズと重量は、「Z220」がW177.8×D454.3×H447.6mm/11.8kg。「Z220 SFF」がW100×D381×H338mm/7.6kg。