GLOBALFOUNDRIES(GF)は、u-bloxのGPS用SoC製品に65nm LPe(Low Power Enhanced) RFプロセス・ソリューションが採用されたと発表した。

u-bloxは、マルチGNSSチップ「UBX-G7020」を開発。最新のGNSS(Global Navigation Satellite System:全地球航法衛星システム)プラットフォームをアップグレードすることにより、GPS/GLONASS/QZSS/Compass/Galileoといったすべての全地球衛星測位方式をサポートした。製造には、GLOBALFOUNDRIESの65nm LPe RFプロセス技術が活用され、小型かつ低消費電力の衛星電波受信ICを実現。また、RFサブシステムとベースバンド・サブシステムも集積されている。

GFの65nm LPe RFプロセス・ソリューションは2009年に開発され、RFコンポーネント、低リーク電流トランジスタ、VNCAP(金属-酸化膜-金属キャパシタ)、MIM(金属-絶縁体-金属キャパシタ)、厚膜金属インダクタ、バラクタなどを提供する。さらに、性能面と機能面の両方をカバーする正確なデバイスモデルによってサポートされている。65nm LPe RFの物理設計キットは、広範囲なスケーリングが可能なパラメータ化されたセル、キャパシタ、インダクタなどの合成機能によって強化されている。

GPS/GNSS SoC製品開発におけるu-bloxとGLOBALFOUNDRIESのパートナー関係は2010年から始まり、2012年第1四半期よりシンガポールにあるGLOBALFOUNDRIESのFab 7で製造が開始された。現在、Fab 7で製造されるウェハの50%以上がRFアプリケーション向けという。