Thunderbolt搭載マザーが初登場

Intelの「DZ77RE-75K」は、Z77チップセットを搭載するハイエンドマザーボード。特徴は、バックパネルに初めて、高速インタフェース「Thunderbolt」のコネクタを搭載したこと。Thunderbolt対応製品はまだあまり出回っていないものの、いち早く採用したモデルとして注目を集めそうだ。価格は28,000円~30,000円前後。

初のThunderboltコネクタ搭載マザーボード「DZ77RE-75K」

バックパネルの一番右側にあるのがThunderboltのコネクタ

Thunderboltは、IntelとAppleが共同開発した次世代インタフェース。PCI ExpressとDisplayPortを統合しており、周辺機器やディスプレイを10Gbpsという速さで接続できる。コネクタの形状自体はMini DisplayPortと同じとのことだが、この製品でディスプレイをそのまま接続して利用できるかどうかは不明。

Mini-ITXでも本格オーバークロック!

ASUSからは、電源基板を別に搭載するというユニークなMini-ITXマザーボードが登場、発売となっている。このモデル「P8Z77-I DELUXE」は、Z77チップセットを搭載したLGA1155向けのマザーボード。オーバークロック用の「TPU」チップ、省エネ用の「EPU」チップも備え、Mini-ITXながら、高い能力を誇る。価格は21,000円前後。

ASUSからハイエンドMini-ITXマザーボード「P8Z77-I DELUXE」が登場

これが電源基板「DIGI+ VRM」。取り外しはできないようだ

Mini-ITXは基板の面積が狭く、電源にそれほど広いスペースは割くことができないが、同社製品ではお馴染みのデジタル電源回路「DIGI+ VRM」を別基板として用意することでこの問題を解決、高い電力効率と安定性を実現した。ただ、CPUクーラーと干渉する場合もあるので、選択の際には物理サイズに注意しよう。

バックパネルのインタフェースは、HDMI、DisplayPort、DVI、USB3.0×4、USB2.0×4、eSATA×2、LAN、オーディオと充実。また無線LANも搭載しており、付属ソフト「Wi-Fi GO!」を使うことで、パソコンをタブレットやスマートフォンから操作するようなことも可能になる。

メモリは、Mini-ITXではSO-DIMMの場合も多いが、このモデルでは通常のDIMM

バックパネルのインタフェースは充実。通常の用途で困ることはないだろう