バッファローは23日、法人向けNAS製品として、HDDを4台搭載する「TS5400D」シリーズと、HDDを2台搭載する「TS5200D」シリーズを発表した。2TB～12TBまで全6モデルを用意。6月上旬より発売し、価格は80.000円(税別)より。

保守用オプションとして、1/2/3TBの交換用HDDを用意。価格は1TBが31,700円、2TBが63,600円、3TBが85,000円。監視サーバソフトウェアライセンスも発売し、価格はカメラ5台が59,800円、3台が39,800円、1台が19,800円、データサービスが49,800円。

「TS5400D」シリーズ

「TS5400D」シリーズ

HDD×4台を搭載し、4TB(1TB×4) / 8TB(2TB×4) / 12TB(3TB×4)の3モデルを用意。価格(税別)は4TBモデルが130,000円、8TBモデルが185,000円、12TBモデルが270,000円。

CPUはデュアルコアのIntel Atom(1.8GHz)、メモリはDDR3 2GBで、従来モデルと比べて転送速度が約170%向上している。転送速度はリードで100.36MB/s、ライトで102.78MB/s。IPカメラ(RTSP対応機種)からの録画にも対応し、監視システムの記録装置としても導入できる。IPカメラの登録台数は10台。

対応RAIDモードは、RAID 0/1/5/6/10。出荷時はRAID 6に設定されている。RAIDアレイ内に複数のボリュームを作成し、各ボリュームにNASかiSCSIのどちらを使用するか選択可能。ホットスワップ/ホットスペアにも対応する。

登録されているアカウント情報を利用して、ファイルなどに対してアクセス制限をかけられるActiv Directory連携機能を搭載。メイン機とバックアップ機で本製品を2台使用することで、メイン機に障害が発生してもバックアップ機がメイン機に切替わる「フェイルオーバー」や、2台でデータを二重保存する「レプリケーション」、スケジュールを決めてバックアップを行う「スケジュールバックアップ」など、バックアップ機能が充実。オンラインストレージサービス「Amazon Simple Storage Service」とも連携する。

本体は温度上昇を抑えるエアフロー重視の設計で、ファンや電源も信頼性の高いユニットを使用。前面パネルには防塵フィルタを備える。有線LANポートはGigabit Ethernet×2で、2本のLAN回線を1本のLAN回線で使用して速度を向上させるポートトランキングに対応。USB 3.0×2基とUSB 2.0×2基も備え、USBメモリに設定内容を保存できるほか、USBプリントサーバ機能も搭載する。

本体サイズはW170×D230×H215mm、重量は約8kg。対応OSは、Windows 2000/2000 Server/XP/Vista/7、Windows Server 2003/2003 R2/2008/2008 R2、Mac OS X 10.3.9～10.6、10.7。

「TS5200D」シリーズ

「TS5200D」シリーズ

HDD×2台を搭載し、2TB(1TB×2) / 4TB(2TB×2) / 6TB(3TB×2)の3モデルを用意。価格(税別)は2TBモデルが80,000円、4TBモデルが110,000円、6TBモデルが150,000円。

基本仕様は上記「TS5400D」シリーズとほぼ共通。相違点は、対応RAIDモードがRAID 0/1となり、出荷時はRAID 1に設定。ホットスペアには非対応。本体サイズはW170×D230×H170mm、重量は約4.5kg。