DirectCompute&OpenCL Benchmark v0.45b(グラフ24)

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OpenCLやDirectComputeのテストがSandra 2012だけだとちょっと公平さに欠ける可能性があるので、もう少しということで今回から追加したのがこちら。今回はv0.45を入手して実施してみた。最終更新は2009年12月といささか古いベンチマークなのは御容赦いただきたい。テストは簡単で、ダウンロードしたファイルを展開後、DirectComputeBenchmark.exeを起動するだけである。立ち上がった画面(Photo12)で"All"を押すとベンチマークが実行され、画面に結果が出てくる。終わったら"Results pane"を押せば結果が表示される(Photo13)。内部的にはFFTを実施しているようだ。

Photo12: 個別にテストを行う場合、左のAPIを選択して個別に"Benchmark"を押しても良い。APIの選択は"DirectCompute"/"OpenCL"/"CPU"/"CPU(OpenCL device)"/"Combined DirectCompute"/"Combined OpenCL"の6種類だが、Allを選択すると最初の3つのテストの結果を示してくれるようだ(このあたりがドキュメントに皆無なのだが、色々試してみた結果ではどうもそういう事らしい)。

Photo13: メイン画面だと結果が見切れていたりするので、こちらを表示させて結果を確認したほうが良い。

さて結果であるが、とにかくRadeon HD 7970がDirectComputeの時にありえないほど高い数字を出している。一応テストが終わると、結果がマッチしているかの確認も行われており、ただぶん回しているだけではない様で、また実行中のプログレスバーの動きも目に見えて高速なので結果が桁の間違いということもないと思われる。

そんなわけで一応信用して考えると、OpenCLに関してはやっと一番高速というスコアにお目にかかったが、DirectComputingのスコアは、まるでSandraでDoubleの演算をやっている時並みの性能差が出ており、ちょっと不思議な感じである。