The Elder Scrolls V: Skyrim(グラフ55~61)

Bethesda Softworks
http://www.elderscrolls.com/

ベンチマーク手順はこちら。こちらもFLAPSによる計測であるが、今回使ったバージョン(1.4.27.0.4)は何かしら問題があるようだ。テスト手順で言うと、SKYRIMの文字が消えた直後にまず馬が何かに引っかかって荷台が大きく揺れる位は序の口で、どうかすると馬が途中で壊れたり(Photo16)、人が荷台と融合したり(Photo17)、とえらいことに。まぁこうしてキャプチャが取れるのはまだマシな方で、画面が猛烈な勢いで回転しっぱなしのまま、ということもしばしば発生した。で、対処法であるが、フレームレートを60fpsにして一度最後までオープニングを再生し終わると、その後は解像度を変えない限り何度繰り返しても一応最後までオープニングが進む(ただし馬は相変わらずけつまずき、荷台は激しく揺れる)事が判った。なので、FRAPSでフレームレートと同時に60fpsで画面録画を行うと、フレームレートが強制的に60fpsなるために、ちゃんと最後まで全うにオープニングが進むという訳だ。一度最後まで行ったら、今度は録画をせずにフレームレートだけを記録するという方法で何とか乗り切った。ただそんなわけで、本来よりも余分な負荷がかかって多少フレームレート変動に影響が出ているであろう、ということはお断りしておく。

Photo16: 何がどうなってるのかというと馬が上下にひっくり返り、おまけに胴体が猛烈に伸びている(笑)。左手に見えるのは、前の車を引いている筈の馬が、やっぱり上下反転&胴体ストレッチ。もうこうなるとここからシーンが一歩も先に進まず、永遠にゲームが始まらない罠。

Photo17: 彼はこの状態から一歩も抜け出すことができなくなり、このままだとやはり永遠にゲームが始まらない。

さて、それでは結果を。平均フレームレート(グラフ55)を見ると、Radeon HD 7970が比較的水平なのにたいしGeForce GTX 680は最後までRadeon HD 7970を上回りつつ傾きがちゃんとあって、まだ描画能力にゆとりがあることが見て取れる。最小フレームレート(グラフ56)はそれほど大きな差はないが、それでも明確にGeForce GTX 680が上回っているのがわかる。一方最大フレームレートはやや数字が暴れているが、こちらもGeForce GTX 680が有利な傾向は同じだ。

フレームレート変動(グラフ57~61)を見ると、特に1920×1200pixel(グラフ61)ではRadeon HD 7970も頑張っている感じはあるが、それでも全体を通してはGeForce GTX 680の方が有利、というのが率直な感想である。