WiMAXの送信および受信能力を向上し、弱電界でも快適に利用できる「WiMAXハイパワー」に対応する点も特徴。また、有線LANポートを2基搭載しているので、有線接続にしか対応していないデジタル機器にも接続できる。無線LAN規格はIEEE802.11b/g(11nテクノロジー)に対応。無線LAN ON/OFF切り替えスイッチがついているので、使わないときはスイッチOFFで簡単に節電しておける。

側面にはRESETスイッチ、WLAN ON/OFF切り替えスイッチ、有線LANポート2基、ACアダプタ接続コネクタなどを備える

そのほか、接続設定が簡単にできる「らくらく無線スタート」と「らくらくQRスタート」に対応しているので、導入に不安がある人でも安心して取り扱えるだろう。筆者も手持ちのスマートフォンに「らくらくQRスタート for Android」をインストールし試してみたが、製品に同梱されていたQRコードをスマートフォンで読み込むだけでSSID1(ネットワークタイプはWPA2-PSK)のPassword1、およびSSID2(ネットワークタイプはWEP)のPassword2の設定が完了した。面倒なパスワード入力の手間が省け、非常に便利だと感じた。

らくらくQRスタート for Androidの利用イメージ。接続がうまくいかなかったときは、すぐに原因と対策が参照できる(写真右)

初期設定(開通作業)にはWebブラウザから行う。開通作業の詳細は同社のHP上で公開されている「製品サポートナビ」で確認できる。なお、同社のHPにはサービスエリア内でも電波が伝わりにくい場所(屋内、車中、地下、トンネル内、ビルの陰、山間部など)では通信できなかったり、通信速度が低下する場合があること、高層ビル・マンションなどの高層階で見晴らしのよい場所であっても使用できない場合があることなどが明記されている。また、本製品は日本国内での利用を前提にしており、海外に持ち出して使用することはできない。契約に際しては、自分の利用スタイルに合っているかよく確認して欲しい。

同社のHPからはオンラインで契約をすることもできる

こちらは同社HPの製品サポートナビの画面