様々なタイプの製品が発売されているPC用地デジチューナーの中でも、アイ・オー・データ機器の「地上デジタル放送対応TVキャプチャー テレキング(GV-MVP/FZ)」は異彩を放っている。それは、高画質なフルセグの地デジ放送をiOS端末にリアルタイムで配信できる点。この機能に注目しながら、テレキングを使ってみた。
テレキングは、こんな製品
テレキング「GV-MVP/FZ」は、PCでワンセグ/フルセグの地デジ放送が楽しめる製品だ。受信感度を高める簡易ブースターを内蔵しており、高感度でテレビを視聴できる。ハイビジョン解像度で地デジ番組をPCのHDDに録画できるほか、録画した番組をBDやDVDにダビングすることも可能だ。また、一般に市販されている無線LANルータを経由すれば、iOS4.01以降のiOS端末に地デジ放送をリアルタイムで配信したり、PCに録画した番組の配信にも対応している。
まずはPCで使ってみる
テレキングの映像(地デジ放送)をPCで視聴するときは、「mAgicTV Digital」というソフトを使う。ウィンドウの右側にはチャンネル切替ボタンと音量調節バーが、画面左下には番組録画 / 一時停止 / 字幕表示 / 音声切替 / ワンセグ切替ボタンがある。追っかけ再生や音声付きの早見再生にも対応している。
リアルタイム視聴しているテレビ番組の録画、および録画予約も可能だ。録画に必要なHDD容量は録画モードにより大きく異なってくるので、事前に予約設定で確認しておくことをお忘れなく。おおまかな目安は、1時間の番組を録画した場合、DR(放送同等)で7.5GB、HR5(3.5倍録画)で2.1GB、HR15(10倍録画)で750MBとなっている。
録画した番組の再生や管理を行うのは、mAgicTV Digitalとは別の「mAgicガイドDigital」というソフト。録画した番組をジャンル別に管理したり(管理可能ファイル数は最大10,000)、未視聴の番組だけを表示させたり、DVD/BDへダビング(コピー/ムーブ)したりと、非常に便利なソフトだ。