スポーツ中継も手がけ、Jリーグは2チャンネルを使って最大5試合を生中継し、録画を含めると全試合を放映する。J2は最大2試合を生中継する。小牧氏は、スタジアムで観戦中に他チームの試合を確認できることのメリットを強調する。

サッカー中継は、スタジアムでの視聴が最も威力を発揮するといい、仮に6万人の観客が同時に視聴しても、放送波であればパンクしない点をアピールする

プロ野球では、水曜夜にセリーグ中心、木曜夜にパリーグ中心に放送する。録画に加え、年間最大122試合の生中継を、プレイボールからゲームセットまですべて放送。これ以外にも巨大スポーツイベントに関しては「積極的に放映権を取っていく」考えだ。なお、今夏のロンドン五輪に関しては、「(放映権が)すごく欲しい」が、まずは民放連への加盟をしてからになるという。

プロ野球はセパ両リーグの試合を水曜、木曜に放送する

さらにニュース番組にも注力する。従来のテキストニュースやビデオニュースは「早くなかった」と小牧氏は指摘。24時間のニュース番組を放送することで、最新ニュースがすぐに手に入るという。4~10月までは「NOTTV NEWS by TBSニュースバード」、11~3月までは「NOTTV NEWS by 日テレNEWS24」がニュース番組を放映する。

2つのニュース番組を準備する

天気番組としては、ウェザーニューズの「SOLiVE24」を月~土曜日朝6時から8時まで放送する。仮に台風が日本列島を直撃するような場合は、特別編成として時間を延長して放送を続けるという。

ウェザーニューズ提供の「SOLiVE24」。台風直撃時などは特別編成で放送することも

そのほか、プロ野球ニュース2012やゴルフセントラルといった番組も放送する

こうした提供番組に加え、オリジナル番組も制作する。ニュースチャンネルを除けば半数弱はオリジナル番組を用意するという。大画面テレビとは異なり「4~10インチのスマートフォンやタブレットの画面サイズで、100%通信機能を持つモバイル・スマートTVにふさわしい番組」を目指すと小牧氏は説明する。

Twitterで人をつなぐトーク番組「ソーシャル@トーク #エンダン」やラジオ番組「オールナイトニッポン」の45周年番組「オールナイトニッポン0」を、ラジオとNOTTVで同時生放送する。

Twitterでのつながりで出演者を広げていく「ソーシャル@トーク #エンダン」

オールナイトニッポンと同時生放送するオールナイトニッポン0。YouTubeオーディションでパーソナリティを募集しており、現在2次オーディション通過者を選考中だという

このほか、音楽コンテンツも提供。NOTTVでは毎日3時間以上のミュージッククリップを放送。「音CLIP♪シンチャク」などの番組を放送し、気に入った楽曲は配信サイトからそのままダウンロード購入も可能だ。音楽コンサートの番組も土曜23時に放送。編成を変更して生放送でのコンサート中継も行うという。

アンテナ付きイヤホン内蔵ケーブル

明るいピンク色が音楽番組