モバイルマーケティング・ジャパンとネットマイルは1月12日、スマートフォンユーザーを対象に実施したSNS利用に関する調査結果を発表した。有効回答数は870件、性別比は男性69.9%/女性30.1%で、使用デバイスのOSはAndroidが51.7%、iOSが48.3%だった。

SNSの利用状況は、フィーチャーフォンを使用していた時で約4割、スマートフォン移行後は約7割が使用していると回答。フィーチャーフォン使用時はmixiを利用していたユーザーが最も多く、約7割(複数回答)に上ったが、スマートフォンではTwitter(64%)とFacebook(51%)が高い傾向が見られた。

この結果について、同社は「大手2つのSNSが入ってきた時期と、スマートフォン市場伸長の時期が重なったことやユーザビリティがスマートフォン向けになっているかどうかが影響している」と分析している。

SNSを利用している/していたか 資料:モバイルマーケティング・ジャパン/ネットマイル

利用しているSNS 資料:モバイルマーケティング・ジャパン/ネットマイル

SNSの利用開始時期は、mixiは「3年以上」という回答が6割以上に上り、スマートフォン利用前からの継続的なユーザーが多いことがわかる。一方、Twitterは「6ヵ月~1年」「1年~2年」、Facebookでは「3ヵ月~6ヵ月」「6ヵ月~1年」という回答がボリュームゾーンを占めた。

SNSに対する満足度は、mixi/Twitter/Facebookともに「満足している」「とても満足している」の合計が約6割で並んだが、「満足していない」「まったく満足していない」の合計はFacebookが最も低かった。同社は、ユーザーがつながっていたい相手の利用動向によって主な利用サービスが変化するため、わずかな満足度・不満足度の差に影響を受けやすいと推測。「新ユーザーを獲得するだけでなく、既存ユーザーをいかに逃さないかが、SNS運営側の1つの課題」と指摘している。

主要SNSの満足度 資料:モバイルマーケティング・ジャパン/ネットマイル