旅先で出逢う風景や動物、散歩途中の木々の変化や愛犬の表情など、その瞬間をカメラにおさめたい!

けれど、ここだ! と思ったら"時すでに遅し"、ピントが合う前にその一瞬は過ぎてしまい、なかなか思い描く写真は取れませんでした。そんなときに、高速起動・高速シャッターと書かれていた「EXILIM EX-ZR15」のモニターに期せずとも当選したので、携えて秋燃ゆる香川へ。

牧場へ行く機会があったので、さっそくカメラを構えてみることに。起動も早く、ジャージー牛の子牛の愛くるしい表情が、撮りたいと思った瞬間そのままにおさえることができました。

牧場にてジャージー牛の子供。とぼけた顔も逃さず撮影

しかも、柵があり子牛にあまり近づけなかったのですが、ズームしてもピンぼけせずに、きれいに速く被写体を撮れたことに、テンションもあがります。今まで持っていたデジカメでは大好きな動物を撮影しようとしても、なかなかピントが合わずにシャッターチャンスを逃すことがたびたびありましたが、これは速い! さらにコンパクトで取り出しやすく、思ったようにシャッターが切れました。

かなり遠くからロバ。ズームでもはっきりくっきり

ただ「EXILIM EXZR-15」は形状がシンプルで、指の取っ掛かりが少なく、急ぐと落しそうになってしまいます。また、私の手は女性では大きいほうなので、慣れるまではちょっとボタンとかが押しづらいです。一般の女性にはちょうどいいでしょうけど。

秋ならではということで、場所を変えて四国八十八箇所の最後、医王山大窪寺で紅葉も撮ってみました。紅葉も実際に見たままの鮮やかな色彩に撮れるので、きれいに感じた思い出が色あせることなく残せ、逆光でも雰囲気のある風景が撮れました。

何よりも最近のデジカメは○○モードなどとさまざまな撮影モードがありますが、あまりカメラに詳しくない私はEX-ZR15の「プレミアムオート」一択。それでも不満なく自動的に、シチュエーションにあった撮影をしてくれています。

医王山大窪寺にて。紅葉も色がはっきりと

そんな撮影モードにこだわりのない私でも、試してみたかったのが背景ぼかしの機能。大きなデジタル一眼レフでしかできないと思っていた、背景がぼけた雰囲気のある写真が簡単に撮れるということでさっそく撮影。シャッターの押し方に工夫がいるわけではないので、思った以上に簡単に撮れました。上手く撮れているかは別として、普通の写真がボタン1つで、背景がほどよくぼけた写真に変化。これは思った以上に楽しく、普通の写真でもとりあえず押してみたくなりました。

はじめて撮った背景ぼかし。雰囲気がでていますか?

逆光でもにじまず雰囲気がでていませんか?

こちらは太陽がほぼ真横のとき

高速起動・高速シャッターと背景ボケ写真。これだけで持ち歩きのスナップデジカメとしては大満足。慣れたら他の撮影モードも試してみようと思っています。

ただ、本体の形と色が少し没個性的かなと思うので、機能にあった、持っていて嬉しい、また人に見られても嬉しいデジカメもこれから期待しています。

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