先にも述べたように、試用機はプロセッサにCore i7-3960Xを採用し、グラフィックス機能としてNVIDIA GeForce GTX 580を搭載した構成だ。さらにメモリはクアッドチャネルの16GB、メインストレージはシリアルATA 600MB/sに対応した120GBのSSD2基をRAID0で接続している。かなりハイスペックな構成となっており、販売価格は445,620円と、さすがにお手頃価格とは言いにくい。

この試用機でのベンチマーク結果は以下の表のようになった。Windowsエクスペリエンスインデックスは、プロセッサのサブスコアが7.8となっているものの、他はすべて7.9。このインデックスの最高値は7.9だから、ほぼ全項目が振り切ってしまっていることになる。これだけの性能となると、オフィスワークや一般的な家庭での用途ではオーバースペック。とくにゲーミングPCと謳われてはいないものの、メインターゲットとなるユーザーはゲーマーになるだろう。

自由度の高いBTOモデルだけに、もちろん価格とこだわりポイントとのバランスをとりながらユーザーが構成を選択していくことになるが、基本的にはパワー不足になることのない、十分すぎる力を持ったモデルだということは明らかだ。

Windowsエクスペリエンスインデックス 7.8
サブスコア プロセッサ 7.8
メモリ 7.9
グラフィックス 7.9
ゲーム用グラフィックス 7.9
プライマリハードディスク 7.9
PCMark07 5048
3DMark11 P5934
CyastalDiskMark 3.0.1 x64 22
FINAL FANTASY XIV OFFICIAL BENCHMARK 5863

CyastalDiskMark 3.0.1 x64の実行結果

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