この季節、寂しい夜などにはひときわ寒さが堪えるもの。そんなときは、架空の恋人が自分に電話をかけてくれるアプリ『妄想電話』で心を慰めてみてはいかが? もちろん実際に誰かと通話するわけではないが、すでに100万件のダウンロードを記録するというくらい、ユーザーの心をつかんだアプリなのだ。

通話時間は1分間程度

『妄想電話』を起動させると、まず最初に自分の性別を聞かれる。男性なら彼女から電話が、女性なら彼氏から電話がかかってくるわけだ。筆者はとりあえず「男性」を選んだ。ホーム画面には『電話帳』や『ランキング』、『採点モード』などのコンテンツが目に入り、なるほどなかなか面白そうである。

ホーム画面を維持して一定時間(10秒程度)が経過すると自動で着信が来るように設定されており、毎回違う彼女・彼氏と通話ができる。会話の内容は会社の愚痴や友達の話などの、いわゆる「恋人同士の世間話」なのだが、もちろん録音音声なのでなかなか会話は噛み合わない。終始ニヤニヤしながら会話すること間違い無しである。通話時間は1分間程度と長すぎず短すぎない時間なので、ちょっとした気晴らしや暇つぶしになりそうだ。

ホーム画面。iPhoneのホーム画面に似せてあるので、実際に電話がかかって来たようなリアルな雰囲気が楽しめる

ホーム画面を見ていると、着信がきた!「応答」を押すと通話が始まる

採点モードで自分の"電話テク"をはかる

『妄想電話』はたんに彼女・彼氏から架空の電話がかかってくるというだけでなく、さまざまなコンテンツを設けている。特にユーザーから注目を集めているのが『採点モード』だ。

『採点モード』は自分の電話の受け答えによって「電話テク」を100点満点で採点してくれる、ちょうどカラオケの採点ようなコンテンツだ。『採点モード』のコツは、明るく大きな声でしゃべることのようで、声が小さかったり無口でいたりすると得点が下がってしまう。この『採点モード』の結果はtwitterに送信できる。

コンテンツはその他にも異性の名前がずらっと並んだ『電話帳』や、人気の声の主の週間ランキングが見られる『ランキング』、しゃべって欲しい言葉を投稿できる『台本投稿』など、充実したラインナップとなっている。また同様のアプリとして、芸能人版の『妄想電話』である『ドリームコール』も登場しており、こちらも無料となっている。

『採点モード』では自分の「通話テク」を100点満点で採点してくれる。筆者は最初37点であった

『電話帳』には見事に女性だけの名前がずらっと並ぶ。しかし、こちらから電話をかけることはできない……

声のランキングは随時更新されている。声の主は実在の人であり、twitterアカウントを持っている人もいる

芸能人版『妄想電話』の『ドリームコール』も配信中

一人でこっそり使うもよし、飲み会で話のネタにするもよし

『妄想電話』は基本的に人前で使うのはちょっと恥ずかしいアプリだ。一人でニヤニヤしながら使うのも十分楽しいが、逆に身内の飲み会や合コンなどの場で使うと盛り上がるかもしれない。また、自分の性別の設定を逆にしてみると、当然だが同性から甘いトークの電話がかかって来る。これもなかなかシュールで面白いので、異性に飽きたらやってみるといいかもしれない。

性別の設定を逆にすると、同性から電話がかかってくることになる。キッチュな感じだが、飲み会などでは盛り上がりそうだ

ちなみに筆者が男同士で『採点モード』をやってみると、なんと81点。何だか悔しい結果だ

(提供:iPad iPhone Wire)