Net Applications - Usage Share Statistics for Internet Technologies.

Net Applicationsから2011年11月のデスクトップブラウザシェアが発表された。

Chromeが引き続き強い成長を継続しており、最新バージョンの観点から見れば実質的に第2シェアを獲得したと言える。バージョン別に見るとIE9がシェアを伸ばしており、実施的にはChromeとIE9がシェアを伸ばすという構図になっている。これまでシェアを減らし続けていたIE6は、11月には反転しシェアを増やしている。

2011年11月ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2011年11月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2011年11月ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

2011年11月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

順位 ブラウザ シェア 推移 備考
1 IE 52.64% - 下落傾向
2 Firefox 22.14% 下落傾向
3 Chrome 18.18% 強い成長傾向
4 Safari 5.00%
5 Opera 1.55% - 下落傾向
順位 短周期一括型バージョン別ブラウザ シェア 推移 備考
1 IE8 28.20% 23ヶ月連続1位。下落傾向
2 Chrome+ 18.18% 強く上昇傾向
3 Firefox 4+ 15.65% -
4 IE9 10.25% 強く上昇傾向
5 IE6 8.03% 上昇へ転じる
6 Firefox 3.x 6.31% 下落傾向
7 IE7 5.28% 下落傾向
8 Safari 5.x 4.28%
9 Opera 11.x 1.34% -

Net Applicationsの報告では、すべてのバージョンを合わせた場合の第2シェアはFirefoxだが、StatCounterの報告では第2シェアはChromeへ入れ替わっている。数値の違いはあるが傾向は同じであり、Net Applicationsにおいてもそう遠くない先に同様の結果が現れるものと見られる。 

IEはIE8、IE9、IE7、IE6と分断化が進んでいるが、Firefoxも4以降と3系という2つへの分断化が進んでいる。Firefox 3系はIE7とIE6の中間ほどのシェアを確保しており、IEにおけるIE6問題と似たような状況になりつつある。