iPhoneやiPadの外部キーボードとしても活躍

Bluetooth 2.1+EDRを搭載したことも大きなポイント。対応プロファイルは、HID(Human Interface Device)とFTP(File Trancefer Profile)だ。ワイヤレスでのデータ転送が行えるほか、iPhone/iPad/iPod touchの外付けキーボードとしても利用できる。最初にiPhoneなどと接続する際は、ペアリング(接続の認証)設定を行う。対応機種は、iPad2、iPad、iPhone4S/4/3GS、iPod touch(第4世代、第3世代)で、いずれもiOS 4.0以降が必要。

iPhoneなどのBluetooth設定画面から、表示されたPINコードを入力(写真左)。無線でiPhoneとポメラが接続された状態。キーボード配列はiPhoneなどと同じになり、親指シフトは無効になる(写真右)

操作メニューを確認

DM100の操作メニューも簡単に紹介しておこう。基本的には、画面上部のメニューバー、 「ファイル」や「編集」などから目的の機能を呼び出す。メニューバーの項目はプルダウンメニューやカスケードメニューになっており、一般的なWindowsアプリケーションとほとんど同じだ。また、「Ctrl+C」(コピー)や「Ctrl+V」(ペースト)といったショートカットキーも、PCに準じているため、操作にはすぐ慣れる。

キーボードの[Menu/Help]キーで表示されるメニューの一覧。「ファイル」メニューから新規作成や保存を行う

「編集」メニューは切り取り、コピー、削除など

「検索/挿入」メニューからは文字検索や文字パレットの表示が可能

「単語登録」メニューからは単語登録や編集、ATOK辞書の設定が行える

「ツール」メニューは、BluetoothやQRコードの使用(後述)、PC接続で利用する

「書式」ツールは、文字スタイルや文字サイズ、行間設定など、書式に関する設定

「設定」メニューはパワーオフ時間や2画面編集モード、バックライト設定など

使いどころの見極めが肝心か

DM100の購入ポイントとしては、ストレートタイプのキーボード、バックライト搭載の5.7型液晶、電子辞書機能、Bluetoothの搭載といったところだ。仕事上、一眼デジカメと資料(A4ファイル)を常に持ち歩いている著者にとっては、非常に大活躍してくれるアイテムとなっている。外出先でのテキスト入力の頻度など、自分にとっての使いどころを考えつつ、価格と「要相談」の製品だろう。

■ 「ポメラ DM100」の主な仕様
品番 DM100
本体色 ブラック
キーボード JIS配列キーボード、キーピッチ17mm
本体メモリ 128MB(システム領域含む)
ファイル形式 テキスト(.txt)、表(.csv)
液晶ディスプレイ 5.7型TFTモノクロLCD
SVGA(800×600ドット)
バックライト搭載
メモリカードスロット SDカード(最大容量2GB)、SDHCカード(最大容量32GB)
インタフェース USB(ミニB)、Bluetooth 2.1+EDR
電源/電池寿命 単3形アルカリ乾電池×2本/約30時間
単3形エネループ×2本/約25時間
(2時間キー入力/2時間待機状態での換算時)
本体サイズ/重量 W263×D118.5×H24.6mm/約399g
価格 37,800円

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・キングジム
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