ヤマハのスマートL2スイッチ「SWX2200」については、【特別企画】GUI 操作で管理者の業務を軽くする L2 スイッチ『ヤマハ SWX2200』で取り上げたことがある。

SWX2200の管理機能を備えたヤマハルータのLAN側ポートにSWX2200を接続することで、接続状況の確認、統計情報の確認、VLAN(Virtual LAN)の設定、といった操作を、Webブラウザの設定画面から極めて容易に行うことができる。また、SWX2200の設定に関する情報もルータ側で一括保管するので、設定作業だけでなく、設定情報の保全・メンテナンス・移行が容易というメリットもある。

つまり、RTX810の内蔵ポート・4ポートだけでは「ちょっと足りない」という場合に、そこら辺で売っている普通のスイッチングハブではなくSWX2200を組み合わせることで、管理・設定面の負荷軽減というメリットを享受できるわけだ。実際、使ってみるとビックリするぐらい簡単であり、今春に行われたSWX2200のモニターキャンペーンでも高く評価されたポイントである。実際、キャンペーンに応募したユーザーから寄せられた使用感はこちらを参照。

では、実際に試してみよう。初期状態ではスイッチ管理機能は無効になっているので、Web設定画面のトップページにある[スイッチ制御]をクリックすると表示する設定画面で、LAN側ポートに対してスイッチ制御機能を有効にする必要がある。

まず、LAN側ポートに対してスイッチ制御機能を有効化する

すると、画面が以下のように変化するので、[スイッチの管理]-[LANインタフェース(LAN1)]側の[実行]をクリックする。この操作により、おなじみとなった画面が現れる。デバイスが多いときには一覧画面、デバイスが少ないときには詳細画面、と使い分けると良いだろう。後者ではポートごとの色分けが行われているので、リンクアップ速度を一目で確認できる。

スイッチ制御機能を有効にした状態では、画面はこうなる

接続・リンクアップ状態の一覧画面(アイコン表示)。最初はこの状態で表示するが、上部に並んでいるボタンを使って詳細表示に切り替えられる

接続・リンクアップ状態の一覧画面(詳細表示)。ポートごとの色の違いはリンクアップ速度の違いを示す。画面例では統計情報を表示させている

もちろん、この状態で統計情報を取得したり、VLANの設定を行ったりできる。これについては重複を避けるため、先に紹介したSWX2200のレビュー記事を参照していただきたい。