既報の通りNTTドコモは18日、LTEサービス「Xi」(クロッシィ)に対応したスマートフォンを含む2011~2012年冬春モデル24機種を発表した。同社の山田隆持社長は、「新世代スマートフォン」とアピールする。

スマートフォンのラインナップが14機種に達し、スマートフォンに注力するドコモの姿勢がさらに鮮明となった。国内では初めて、同社のLTEサービス「Xi」(クロッシィ)に対応したスマートフォンが4機種登場。同社の山田隆持社長は、「新世代スマートフォン」とアピールする。

ドコモの山田隆持社長

発表会にはおなじみのCMキャラクターで俳優の渡辺謙さん、女優の堀北真希さんが登場

Xiスマートフォンを含むハイエンドラインナップ

ドコモはこれまで、携帯電話のラインナップを従来のiモード携帯電話でSTYLE・PRIME・SMART・PRO・らくらくホンシリーズの5シリーズに分類。それにドコモスマートフォン、ドコモタブレットを加えたシリーズ展開だった。今回、iモード携帯電話ではSTYLEとらくらくホンの2分類に見直し、スマートフォンを「NEXT」、「with」の2シリーズ展開に拡張。全体で5シリーズにした。よりハイエンドを希望するユーザーはスマートフォンを選択することが多いため、iモード携帯電話のハイエンド端末は減らしていく意向だ。

従来のシリーズ

新たなシリーズ

それぞれの機種が対応する機能

いわゆる「全部入り」スマートフォンは9機種

緊急地震速報のエリアメールは全機種が対応。さらにXi対応のスマートフォンはより早期に速報が送信できるETWS方式に対応する

ハイエンドモデルのXiスマートフォンは4機種

スマートフォンのNEXTシリーズは「先進的で自分の可能性が広がる」がコンセプトで、デュアルコアCPUを搭載したモデルなど、「使い応えのあるスペック」「先進感のあるデザイン・機能」「ビジネスに役立つ機能」を特徴とするという。

スマートフォンの新しいシリーズ、NEXTとwith

それぞれ7機種ずつが登場する

このNEXTシリーズに含まれる新製品として、ドコモの次世代通信規格LTEサービス「Xi」(クロッシィ)に対応したスマートフォンを4機種投入する。フラッグシップに位置づけられるハイエンドの端末で、「新世代のスマートフォンにふさわしい」と山田社長は胸を張る。

Xiスマートフォンのラインナップ

ラインナップは「GALAXY S II LTE(SC-03D)」「MEDIAS LTE(N-04D))」「Optimus LTE(L-01D)」、「ARROWS X LTE(F-05D)」の4機種。