富士通は4日、モバイルノートPC「LIFEBOOK SH」の冬モデル2機種を発表した。上位モデルとなる「SH76/E」は、最厚部23.2mmと光学ドライブ搭載の13.3型ノートPCとしては世界最薄。約13.7時間の長時間駆動が可能となっている。発売は10月21日を予定しており、店頭予想価格は180,000円前後。下位モデル「SH54/E」は店頭予想価格150,000円前後で10月13日発売予定。

LIFEBOOK SH76/E

「SH76/E」は、"薄・軽・長時間"のモバイル性能を追求した13.3型ノートPC。光学ドライブも搭載しているので、すべての用途をこの1台でまかなえる。筐体は新デザインを採用したもので、基板面積を25%縮小させて薄型化を実現。天板や裏面に0.7mm厚のマグネシウム合金、パームレスト部にアルミニウム素材を採用することで、軽量化とともに強度130%アップを達成した。

LIFEBOOK SH76/E

機能面では、視認性とデザイン性を兼ね備えたサイドカラードキーを搭載、使いやすさにもこだわったナチュラルフィットキーボードを採用。電源ボタンを押すとすぐにPCがスタートするクイックスタートも可能だ。光学ドライブ部はモバイル・マルチベイ構造により、カバーのみ装着で軽量化したり、増設バッテリ(オプション)で駆動時間を延長したり、プロジェクターユニット(オプション)を装着したりすることができる。

主な仕様は、CPUがIntel Core i5-2520M(2.50GHz)、チップセットがMobile Intel HM65 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 3000(CPU内蔵)、メモリがPC3-10600 4GB(2GB×2)、ストレージが約128GB SSD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイが13.3型ワイドスーパーファイン液晶(1,366×768ドット)、OSがWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。

インタフェースは、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、WiMAX、USB 3.0×1、USB 2.0×2(うち1つは電源オフUSB充電機能付き)、Expressカードスロット、D-Sub、HDMI出力、マイク入力/ライン入力兼用×1、ヘッドホン出力/ライン出力兼用×1、約30万画素Webカメラ、ダイレクト・メモリースロットなど。バッテリタイプはリチウムイオンで、駆動時間は約13.7時間。サイズ・重量は、W316×D223×H16.6~23.2mm、約1.34kg(DVDスーパーマルチドライブ装着時)。

LIFEBOOK SH54/E

「SH54/E」はCore i3-2330M搭載モデル。「SH76/E」とは別筐体になるが、3色のカラーバリエーションを用意し、デザインを好みにあわせて選べる。

LIFEBOOK SH54/E

主な仕様は、CPUがIntel Core i3-2330M(2.20GHz)、ストレージが約640GB SATA HDDとなるほかは「SH76/E」と共通。インタフェース部も共通だが、バッテリ駆動時間は約13.3時間になり、厚みが17.4~24.0mm、重量が約1.55kg(DVDスーパーマルチドライブ装着時)となる。

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