NTTドコモは8日、Android搭載タブレットの新製品「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」「ARROWS Tab LTE F-01D」の2製品を発表した。いずれもOSにはAndroid 3.2(Honeycomb)を搭載。通信方式にLTEサービスの「Xi」を採用した初めてのタブレット端末となる。

ARROWS Tab LTE(左)とGALAXY Tab 10.1 LTE。ARROWS Tab LTE F-01Dの方が大きいのは、画面周囲のスピーカー分

ARROWS Tab LTE(右)とGALAXY Tab 10.1 LTEの厚さ比較。防水性能を備える分、ARROWS Tab LTEの方がやや厚い

両モデルともXiに対応したことで、通信速度は下りで屋外最大37.5Mbps、屋内一部で最大75Mbpsと高速通信ができ、動画や大容量ファイルの送受信も高速に行える。遅延の少ないXiの特徴を生かし、ストリーミングによるゲームなども快適に楽しめるのがポイントだ。LTE非対応エリアでは3G通信が可能で、GALAXY TAB 10.1 LTEは下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbps、ARROWS TAB LTEは同7.2Mbps、5.7Mbpsの通信速度となる。

Xi接続中は、アンテナマークに「LTE」表記が追加される

また、ドコモでは今回の新製品の投入にともない、タブレット端末のブランド名として「ドコモタブレット」を使用する。これまで「ドコモスマートフォン」ブランドで発売されてきた「GALAXY Tab SC-01C」「Optimus Pad L-06C」についてもドコモタブレットに変更する。なお、ソニーから先日発表された「Sony Tablet」シリーズの2機種は、ドコモでも取り扱うが、ドコモタブレットブランドには含まれないという。

薄型軽量のLTEタブレット

GALAXY Tab 10.1 LTE(Samsung Electronics製)は、10.1インチ1280×800のWXGA液晶を搭載したタブレット端末。本体サイズは約257(W)×175(D)×8.6(H)mm、約565gで、7,000mAhの大容量バッテリを搭載しており、長時間駆動が可能となっている。

GALAXY Tab 10.1 LTE

本体背面

搭載されているアプリ

プロセッサはMDM9200/APQ8060で、1.5GHzデュアルコアの採用によって大画面でも軽快な動作を実現したとしている。2.4GHz帯と5GHz帯の無線LANに対応し、同梱される「All Share」アプリを使うことで、家庭のPCやテレビなどのDLNA対応機器と連携させたメディアの共有が可能。「Wi-Fiテザリング」機能もサポートし、外出先で無線LANルーターとして利用することもできる。

縦持ちにしたところ

上部にはインカメラ

外側に3メガ、内側に2メガカメラを搭載。Bluetooth 3.0、GPS、spモード、ドコモマーケットなどに対応する。

本体上部と下部

本体側面

7インチのGALAXY Tabと厚さ比較

カメラを起動したところ

ブラウザでWebサイトを表示したところ

文字入力用のソフトウェアキーボード

英和和英辞書も搭載