マップル・オンは、東日本大震災の発生以前の東北地方太平洋沿岸部地域の状況と被災範囲が把握でき、避難所の位置や主な道路の通行規制箇所などを掲載するiPhone用地図アプリ「復興支援地図」の提供を開始した。価格は1,000円。

「復興支援地図」

同アプリは、東日本大震災における復興支援の一環として今年6月に昭文社が発行した『東日本大震災 復興支援地図』のiPhoneアプリ版である。津波の被害が大きかった太平洋沿岸部地域(青森県八戸市~千葉県旭市付近)を縮尺1:50,000(一部1:65,000)でカバーした41の地図に加え、主要34都市の拡大図(縮尺1:10,000~25,000)を収録し、避難所/津波浸水範囲/災害対策本部/鉄道路線運休区間/道路の通行規制・禁止箇所などが把握できる。地図データはiPhone本体に格納されるので、3G回線が使えない場合でも利用が可能となっている。

丁目レベルまでの住所検索に加えて、県庁・市区町村役場や災害対策本部、避難所の検索も可能で、震災の影響により移転している仮役場も検索することが可能。

また、GPSを使って地図上にいる自分の位置を表示することが可能。事前ダウンロード機能により、通信圏外でも現在位置の確認ができる。