シャープは5日、「ELM」ブランドのLEDシーリングライト3製品「DL-C503V」「DL-C303V」「DL-C203V」と、E26口金に対応したLED電球「DL-LA83N」「DL-LA64L」、E17口金に対応したLED電球「DL-JA4AN」「DL-JA3BL」を発表した。発売は、E26口金対応のLED電球のみ9月23日で、他は8月27日。価格はオープンで、市場価格は、DL-C503Vが5万5,000円前後、DL-C303Vが4万5,000円前後、DL-C203Vが3万5,000円前後、E26口金対応のLED電球が4,500円前後、E17口金対応のLED電球が3,000円前後と予想される。
DL-C503Vは器具光束5,750lmで12畳までの広さに対応した製品。DL-C303Vは器具光束3,750lmで8畳までの広さに対応、DL-C203Vは器具光束2,600lmで6畳までの広さに対応する。消費電力は、それぞれ73W/48W/32W。なお、DL-C203Vは、固有エネルギー消費効率で業界最高の81.3lm/Wを実現している。いずれも調光/調色機能を備えており、エコセンサーやエコ調光により、最大67%の省エネも可能だ。カバーの奥にLEDを配置するという一般的なスタイルを採用。本体は7cmとやや厚みが増したが、その分低価格化しており、高周波点灯専用管を使用したシーリングライトに近い価格帯となった。また、スクエアなスタイルは従来の蛍光灯を使用したシーリングライトからの置き換えでの違和感の少なさを意識したもの。もちろん、従来モデルと同様に、取り付けに工事は不要で、引っかけシーリングや埋め込みローゼットなどに、ユーザー自身で簡単に設置することができる。
なお、従来機に搭載されていた「エコあかリズム」(生活パターンを学習し、それに合わせて調光/調色を行う)は、搭載されていないが、新たに「おやすみリズム」機能が搭載されている。同機能は、就寝時に、30分程度の時間をかけて徐々に減光し、自動的に消灯、または常夜灯になるというもの。
同時発表されたLED電球4製品は、DL-LA83Nが昼白色相当で全光束が820lm(白熱電球60W形相当)、DL-LA64Lが電球色相当で全光束が690lm(白熱電球50W形相当)、DL-JA4ANが昼白色相当で460lm(小型白熱電球40W形相当)、DL-JA3BLが電球色相当で全光束が390lm(小型白熱電球25W形相当)。DL-JA4AN/3BLは調光器にも対応する。消費電力は、E26口金対応モデルが9.2WでE17口金対応モデルが4.6W。いずれも、6月に発表したE26口金対応モデル「DL-LA51N」「DL-LA44L」、E17口金対応モデル「DL-JA41N」「DL-JA32L」の高輝度版という位置付けとなっており、DL-LA83N/54Lでは広配光、DL-JA4AN/3BLでは、フィンレスのスリムな形状を特徴としている。なお、DL-LA83Nの820lmという明るさは、広配光タイプのLED電球としては現時点で最高、また、DL-JA4ANの100.0lm/Wという発光効率も現時点での最高値となっている。
また、DL-LA83N/64Lでは、DL-LA51N/44Lに比べてカバー部分を拡大。さらに内部に配置されている光拡散レンズの改良も行われており、配光角も拡げられた。