チップセットにはQualcomm MSM8655 1GHzを採用。内蔵メモリは32GB(ユーザー領域は28GB)と大容量で、音楽や動画像、Officeファイルに加え、Xbox Liveと連携できるWindows Phone 7ならではのゲームコンテンツも大量に保存できる。

大容量メモリを内蔵しており、豊富なコンテンツを保存できる

カメラは有効画素数1,320万画素で、富士通独自の画像処理エンジンMilveaut Mobileエンジンを搭載。騒音内でも電話中の相手の声が聞こえやすい「スーパーはっきりボイス3」も備えている。

デジタルカメラにも使われている富士通の画像処理エンジンのモバイル版を搭載

スーパーはっきりボイス3によって、周囲がうるさい環境でも電話しやすい

そのほか、Cメールが受信のみの対応で、EZwebメールは10月上旬に対応予定。Cメールの送信についても対応していく意向で、キャリア課金への対応など、キャリア独自サービスの導入も検討しているそうだ。

独自のアプリ配信マーケット「Marketplace」から2万4,000以上というアプリをダウンロードして機能拡張も可能。まだ、多くは英語のアプリだが、日本語端末の登場で、今後日本語アプリが登場してくることも期待でき、日本マイクロソフトの樋口泰行社長も、アプリ開発のサポートを強化していく考えだ。

今回のIS12Tに合わせて、ソーシャル電話帳アプリのjibe、ぐるなび、NAVITIME、GREEといった国産アプリも登場。GREEは、当初はGREE内でのアプリ提供はしないが、状況を見ながら提供を行っていきたいとしている。

本体側面

本体底部にはストラップホールを搭載

本体上部にはイヤホンジャックとUSB端子

ファッションブランドとコラボレーションしたジャケットを、端末発売に合わせてリリースする

ジャケットはいずれも2,980円の価格になる見込み

最も支持されるOSを目指したWindows Phone 7

Windows Phone 7は、Microsoftが開発する携帯端末用のOSで、従来のWindows Mobileから機能やUIを一新。まったく新しい携帯端末用OSとして開発されている。「他社とはまったく違うアプローチで、最も支持されるOSを目指した」と樋口社長は強調する。