ディスプレイ一体型のデザインを採用したモデルが増える中、非常にシンプルな印象を受ける「VALUESTAR N VN770/ES」。第2世代Intel Coreのi5-2410M、ブルーレイディスクドライブ、ダブル地デジチューナー、2TB HDDと必要なものがそつなく備わっている優等生なPCだ。

20型ワイド液晶を採用したボディの設置時の奥行きは182mmとスリムなのも特長。チルト角は12~30度となっており、調整幅は多めにとれる。これまでのモデル同様、標準のワイヤレスキーボードが脚部にすっぽり収まる仕様も受け継がれている。

主なインターフェイスは本体左右に搭載されており、本体右側面には光学ドライブとディスプレイの調整、USB 2.0×1が配置されている。左側面にはメモリカードスロットとIEEE1394、オーディオ入出力、USB 3.0×1などを配置。このUSB 3.0はパワーオフ時にも電源供給ができるタイプで、ポータブルプレーヤーやスマートホンなどがいつでも充電可能。小さい気配りだが、NECのPCの多くに受け継がれているこの仕様は、多くのユーザーに支持されている特徴でもある。

本体右側面に光学ドライブ、USB 2.0×1などが配置されている

本体左側面にはメモリカードスロット、IEEE 1394×1、オーディオ入出力、USB 3.0×1などを配置

電源スイッチは本体上部にあり、背面にはLANやアンテナ端子などのほか、USB 2.0×4が用意されている。ケーブルはケーブルホルダでまとめておける。

電源ボタンは上面の右側にもうけられている

背面左側にはUSB 2.0×4と無線LANのコネクトスイッチが用意されている

背面右側にはアンテナ端子、LANポートなどが並んでいる

インタフェースは必要にして十分に揃っていて、各ポートの位置も配慮されたものだ。設置も用意で、外部機器との連携もスムーズに行える。この手軽さもこの製品の人気の秘密だろう。