ソニーは、同社デジタルビデオカメラ「ハンディカム」シリーズとUSBケーブルで直結して、記録されている映像をブルーレイやDVDディスクにダビングできるレコーダー「VBD-MA1」を8月に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は3万円前後。

「VBD-MA1」。操作の案内表示や標準画質(SD)のプレビューが行える、2.7型のカラー液晶を装備

同製品は、メモリースティックやSDカードに対応するカードスロットを装備し、メモリーカード経由でデジタルカメラ「α」シリーズや「サイバーショット」シリーズ、他社製ビデオカメラで撮影したAVCHD動画のダビングも可能。JPEG形式やソニーARW2.2形式、3D写真(MPO形式)といった静止画の記録も行え、動画と静止画を1枚のディスクに混在して保存することもできる。ただし、1080/60p、3Dビデオには非対応で、HD FXモードで撮影された動画のダビングはブルーレイディスクのみに記録可能。

USBでPCと接続すれば、BD-Rで最大6倍速、最大50GBの書きこみに対応した外付けブルーレイディスクドライブとして使用可能

DVテープや8ミリテープなどに映像を記録しているビデオカメラの場合は、i.LINKケーブルやアナログケーブルを使って同製品と接続してダビングが行える。さらに、USBケーブルでパソコンと接続すれば、外付けブルーレイディスクドライブとして使用することもできる。

入力端子として、USB端子(タイプA) / DV端子 / コンポジット映像端子 / 音声端子を、PC接続用にUSB端子(タイプB)を装備。出力端子は装備しておらず、作成したディスクは標準画質(SD)のみ2.7型のカラー液晶画面でプレビュー可能(音声は出力不可)で、ハイビジョン画質の再生には別途にプレーヤーなどが必要。外形寸法は約144(W)mm×42.6(H)mm×161.5(D)mm、質量は約550g。ACアダプターとUSBケーブルが付属する。

背面/左側/右側