グランプリ受賞作品「The Aid」

グランプリに選ばれたのは、移動のナビゲーションや体調管理などを行うことができる杖型のデバイス「The Aid」。作者はリトアニアから参加のアグレ・ウーギンタイテ氏。外出が困難なユーザーが積極的に社会と関われる点が「より多くの人に快適さを与えるデザイン」という今回のアワードの目的と合致しており、審査員から高い評価を得た。ICT機器がユーザーの暮らしの中でどのように役立つかが考慮された作品で、社会インフラと融合したサービスが展開されている。

グランプリ受賞者のアグレ・ウーギンタイテ氏には、トロフィーと賞金30,000ユーロが贈呈された。同氏はリトアニアからの参加

「The Aid」は、ユニバーサルデザインの価値をICTで高めるサービスコンセプトが評価された

杖の部分が受信機となり、ナビゲーションの情報を受信。それをユーザーはヘッドセットで聞きながら移動することができる

杖の部分では血圧、脈拍、体温を測ることが可能。測定されたデータは、通信により逐次、サービスを提供する健康管理会社のような機関に送られるものと思われる

コメントを求められたアグレ氏は、「デザインの良いところは、現在のテクノロジーとこれまで人間が培ってきた様々な知識や知恵を融合させて、人生をより豊かに楽しむためのツールや可能性として形にできることだと考えています。本日はこのような賞をいただき、大変嬉しく思っています。ありがとうございました」と嬉しそうな表情で答えた。

会場に展示されたモック