正常進化しより使いやすくなった3Dエンタメ系ノートPC

前モデルの「G51Jx 3D」と比較しても、随所にパワーアップが図られ、正常進化といえるのが「G53Jw」といえる。GPU等のスペックを見てもより強力になっているが、CPUについては前モデルの「Core i7-720QM(1.6GHz)」から「Core i5-460M(2.53HGz)」になっている。これは前モデルと比較して本機の性格が、「最強最速のゲームマシン」というだけのものではなく、「総合的にバランスよく楽しめる3Dエンタメ系ノートPC」というものに変化してきたためのように思える。つまり、今年は急速にBlu-ray 3Dのコンテンツの充実も予想されることから、3D映画タイトルなどを手軽に楽しむためのモデルとして、ASUSTeKのラインアップの整理が行われているといえるのではないだろうか。

価格を見てみれば、前モデルの209,800円から「G53Jw」は149,800円へと大幅に下げられており、より一般ユーザーを取り込む価格レンジへと移行してきていることがわかる。

とはいえ、ベンチマークテストの結果をみても、最新モデルにふさわしい十分な結果を出しており、3Dコンテンツに興味のあるユーザーにとっては、魅力的な製品だといえることは間違いなさそうだ。

■Windowsエクスペリエンス インデックス
プロセッサ 6.9
メモリ 5.9
グラフィックス 7.0
ゲーム用グラフィックス 7.0
プライマリハードディスク 5.9
■PCMark05
PCMark N/A
CPU 7937
Memory 6354
Graphics 12021
HDD N/A
■3DMark06
3DMark 8514
SM2.0 3310
HDR/SM3.0 3621
CPU 3101
試用機のスペック
型番 G53Jw
CPU Intel Core i5-460M(2.53HGz)
チップセット Mobile Intel HM55 Express
メモリ 4GB
HDD 640GB
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 460M
ディスプレイ 15.6インチ WXGA(1,366×768ドット)
ネットワーク 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×1、IEEE802.11b/g/n、Bluetooth機能:Bluetooth 3.0+HS
インタフェース USB 2.0ポート×3、USB 3.0ポート×1、カードリーダ×1、外部ディスプレイ出力:D-Sub15ピン×1、HDMI×1
サイズ/重量 W391×D297×H20~58mm、約3.7kg
OS Windows 7 Home Premium 64ビット
付属品 ACアダプタ、電源コード、マニュアル、NVIDIA 3D VISIONキット等
価格 149,800円