以前に本誌では、次期MacBook ProでLight Peakが採用されるのではないかという情報をご紹介した。その次期MacBook Proは今週中にも発表されるのではないかと言われているが、そんな中でCNETが、Appleが新たに高速な接続インタフェースについての発表を行うという情報を伝えている。

同誌では、Appleのこの分野の事業プランにくわしい人物の話として、同社が間もなく新しい高速接続技術について何らかの発表を行うということ、また同社がいずれLight Peak技術を採用すること、そしてその際は「Light Peak」とは異なる別の名前を使うであろうと語ったと伝えている。ただし記事中では、この新インタフェースがMacBook Proへの採用を意味するのか、あるいは他の形での発表になるのかは定かではないとしている。

Light Peak技術は、2011年前半に最初の対応製品が登場すると言われていた。本誌でも既報のとおり、当初は光ファイバーではなく銅配線で実装するとのIntel関係者のコメントが報道されており、すでに実装準備が完了しているとされる。またMacBook ProにおけるLight Peakの採用が事実だとすれば、今回のMacBook Proのアップデートが単なるスペック向上にとどまるものではないという情報にも合致する。

なおこれに関連して、MacRumorsでは第2世代iPadにLight Peakが採用される可能性について検討している。根拠となるのはリーク情報として報じられた初期のiPad 2ケースに何らかの接続ポート用と思われる穴が開いていたということだけで、これがLight Peakのポートだというのはあくまでも推量にとどまるが、iPad 2におけるUSBポート装備の噂が実はLight Peakのポートのことを指していたのではないかと、「ひょっとしたら」と思わせる議論を展開している。