豪華な装備が特徴の「B10」だが、最大のウリはモバイルノートPCとしては異例の15.6インチ/フルHD液晶を搭載しているところだ。1,980×1,080ピクセルの解像度はとにかく広く、とてもモバイルノートPCとは思えない。WordやExcel、PowerPointなどのソフトを使うときは、効率よく作業を行える。しかし、これだけ画面が大きいと重量が心配になるが、光学ドライブも搭載しながら、わずか1.87kgに抑えている。これは15型の2スピンドルノートPCとしては、世界最軽量のようだ(2011年1月現在)。

実際に手に持って見た感覚は、「あれ? これは1.87kgもあるのかな?」と思うほど、軽く感じた。B10は15.6インチの液晶画面を搭載しているため、他のLet'snoteシリーズに比べるとボディーははるかに大きい。以前筆者が使っていたRシリーズ(R4)に比べると、天板の面積は約2倍もある。見た目がこれだけ大型なため、感覚的にもっと重いものだと錯覚しまう。フルHD液晶を持ち歩きたい人には最適なノートPCだろう。

本体前面。右側がフロントローディング式のDVDスーパーマルチドライブで、中央にはSDHC/SDXC対応のSDカードリーダー。そして、左側は起動時に緑色に光る電源スイッチと、マイク入力とオーディオ出力。フロントローディングなので、仕事机が狭くても光メディアの出し入れが可能

本体右側は、アナログディスプレイ出力端子(D-Sub)とUSB 2.0が1つ

本体左側は、USB 2.0が2つとHDMI出力端子、有線LAN、AC電源が並ぶ。中央にある穴は軽量で静音性に優れた新開発のファン

天板のデザインは歴代のLet'snoteシリーズ同様にシンプル。フレームは軽くて丈夫なマグネシウム合金製で、強い衝撃から液晶画面を守るボンネット構造

キーピッチ19mmのキーボードは使いやすい。打鍵音は小さめで、静かなオフィスで使っても周囲に迷惑がかかりにくい。そして、キーボードの左右には無線LANのアンテナを内蔵

Let'snoteシリーズのトレードマーク「円形ホイールパッド」。左右に分かれた外周部分はクリックボタンになっている。タッチ部分は一般的なノートPCと比較すると、やや窮屈で狭い