ホビージャパンは、テーブルトークRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の入門セット『ダンジョンズ&ドラゴンズ 第4版 スターターセット』を12月4日から発売する。価格は5,040円。

テーブルトークRPGとは、ゲームマスターと言われる進行役を中心に、プレイヤーが冒険者を演じて遊ぶボードゲームの一種。その元祖が「ダンジョンズ&ドラゴンズ」だ。これを元にコンピュータRPGが生まれたことを考えれば、すべてのRPGの元祖であるともいえよう。

当時のボックスアートそのままに、伝説の赤箱が復活

初の公式日本語化されたパワー・カードをはじめ、モンスターやキャラクターを表すトークン、6種類のダイスなども付属。旧赤箱と比較するとかなり豪華な内容だ

今回、発売される『ダンジョンズ&ドラゴンズ 第4版 スターターセット』は、2008年に改訂された最新ルールが反映された入門セットだ。写真を見て「おおっ、あの赤箱か!」と思わず声をあげた人はいるのではないだろうか。そう、かつて80年代に初めて邦訳された新和版と同じく赤いボックス入り。若干大きさは異なるものの、同一のボックスアートが採用されているのである。

もちろん、内容面では旧新和版とは異なっている。ルールとシナリオが掲載された「プレイヤーの書」と「ダンジョン・マスターの書」に加えて、ポスターマップやキャラクターを表すトークン、初の公式日本語化されたパワー・カード、ダイスも一式付属する。シンプルだった旧版と比較すると、かなりお買い得感があるだろう。

さて、こうなると青箱(エキスパートセット)や、緑箱(コンパニオンセット)、さらには黒や金と期待してしまうところ。その点をホビージャパンにうかがうと「また、マニアックな質問ですね。残念ながら今のところ予定がありません。出したいとは思っているんですが……出たらいいですよねぇ」との答え。期待しないで待つことにしよう。