iPad

調査会社の米Strategy Analytics (SA)は11月2日(現地時間)、2010年第3四半期の世界のタブレット市場報告を行った。SAによれば、同期の世界のタブレット出荷台数は第2四半期から26%伸びて440万台だったという。シェアはiPadが95%と圧倒的で、2位のポジションにはAndroid搭載機が位置している。

いわゆるコンシューマ向けタブレット製品のカテゴリは、iPadの登場した2010年第2四半期前後に立ち上がったばかりの黎明期にある。一方で各メーカーは間髪を置かずに新製品投入を表明しており、プラットフォーム別でもAndroid、Windows、MeeGo、webOS、BlackBerryとバリエーション豊かだ。とはいえ、Dell StreakやSamsung Galaxy Tabなど、iPadのライバル製品の多くは第3四半期末から投入されたばかりで、今年末にようやく頭数が出揃い始めるといった状況だ。そのため、今回紹介するSAのデータはその立ち上がり初期の様子を示すものとして念頭に置いておく必要がある。

SAによれば、iPadがシェアの中心ということからもわかるように現在は米国での需要が中心で、次いで西欧とアジアという感じで市場が分布している。今後しばらくかけて、その推移や変化を観察していく形になるだろう。

2010年第3四半期の世界のタブレット製品出荷台数(単位は百万)
プラットフォーム Q2 '10 (出荷台数) Q2 '10 (シェア) Q3 '10 (出荷台数) Q3 '10 (シェア)
Apple iOS 3.3 94.3% 4.2 95.5%
Android 0.1 2.9% 0.1 2.3%
その他 0.1 2.9% 0.1 2.3%
合計 3.5 100.0% 4.4 100.0%