Texas Instruments(TI)は、シングルレーンSATA向けに2チャネル内蔵のリドライバ/シグナル・コンディショナ「SN75LVCP601」を発表した。すでに20ピンQFNパッケージで出荷を開始しており、単価は1000個受注時で2.00ドル(参考価格)としている。

「SN75LVCP601」のパッケージイメージ

同製品は、より長い距離を伝送される高速信号のリコンディショニングおよびドライブ機能を提供しており、イコライゼーションやデ・エンファシスなど、個々のチャネル設定の変更なしに、1.5G/3.0G/6.0Gbpsの各SATAドライブそれぞれに最適な性能を提供することが可能。

イコライゼーションおよびデ・エンファシスを選択できるほか、出力スケルチ機能を内蔵しており、少ない消費電力で最適な性能設定を提供するシステムを実現でき、動作時の最高動作電力は既存の競合性品と比べ50%低い290mWを達成しているほか、ALPモードの消費電流は最大10mAであり、eSATAポートに外部デバイスが接続されていない時のバッテリ寿命の延長などが可能となる。