癒し系ペットロボット

癒し系の電動ペットは、外観こそ一般的な動物のぬいぐるみではあるが、センサやコンピュータチップを内蔵し実質的にはロボットトイと言っていい。このジャンルではイワヤとセガトイズがコンスタントに新製品をリリースしている。今年は特に新機軸と言える製品はなかったものの両社のブースではたくさんの製品が出展されていた。

電動ぬいぐるみの老舗イワヤ

電動ぬいぐるみの老舗イワヤは今年も多数の製品を出展していたが、特に高機能なもの2つを紹介しよう。

多数の電動ぬいぐるみ製品が出展されたイワヤのブース

1つは、5月下旬に発売された新製品で、日本おもちゃ大賞 共遊玩具部門 優秀賞を受賞した「びっくりアクション 天才ジョイくん」。声が出る骨型リモコンによる簡単操作で、歌ったり踊ったり後ろ足で立ったりと13種類のアクションが楽しめる。税込定価7,329円。

「びっくりアクション 天才ジョイくん」

日本おもちゃ大賞 共遊玩具部門 優秀賞の受賞を記念してか、巨大なジョイくんも登場

もう1つは、4月発売の新製品「おりこうワンちゃん レトリバー」。音センサ、タッチセンサ、傾きセンサを搭載しており、話しかける言葉の長さによって「お手」や「おかわり」などさまざまなアクションをし、頭や背中をなでたり、舌を触るとさまざまな反応を返す。傾けた状態で背中をトントンと叩くといびきをかく「寝かしつけ機能」も搭載。税込定価は5,775円で、従来の「コミュニケーションペット」シリーズに比べ低価格を実現している。

ハイコストパフォーマンスな「おりこうワンちゃん レトリバー」

セガトイズ

豊富なラインナップの「夢ペットシリーズ」を展開するセガトイズも、マイナーチェンジながら新製品を発表。

セガトイズの「夢ペット」コーナー

「夢ねこヴィーナス ホワイト」は、脳活性効果も確認され、2009年7月の発売以来3万台を販売したという「夢ねこヴィーナス」のホワイトモデル。7月22日に発売され、税込定価は1万500円。

「夢ねこヴィーナス ホワイト」。子供たちに囲まれつつもアンニュイな佇まい

8月26日発売予定の「うちのヒロイン さかだちニャッチー」は、人気の「うちのスーパードッグ さかだちラッキー」の猫バージョン。好きな名前を付けることができ、名前を呼んだ後にコマンドを言うことで、得意のさかだちをはじめ13種類+αの芸をしてくれる。こちらは税込定価9,240円。

芸をする猫「うちのヒロイン さかだちニャッチー」のコーナー

ロボットトイではないがオマケとして、各方面で紹介され注目を集めていたBMI系(?)脳波トイ「マインドフレックス」。ヘッドバンドを装着し、空中に浮いたボールを集中力で上下に動かす