CPU以外のパーツもしっかり冷やすエアフロー

冷却にはケースの構造も一役買っている。ケース内が上下に分かれたデュアルチェンバー設計を採用しており、電源はマシン底部に隔離されているのだ。電源と他の部品との間で熱やノイズが伝わらない工夫がされている。

ケース内が上下に分かれたデュアルチェンバー設計。ケーブルの取り回しが非常にすっきりしている

ケーブルはマザーボードトレイの裏面に格納することですっきりとまとまっている、電源から各所へ伸びる電源ケーブルも、上下の隔壁につくられた穴を経由することでしっかりまとまり、自作機などにありがちなケース内でケーブルが暴れているような状態にはならない。

すっきりとケーブルが片付けられているおかげで、ケース内も片付いた印象にる。ケース中央部で目立っているのは水冷ユニットのチューブだけだで、エアフローを邪魔するものはなく、よりよく冷やされる。水冷マシンといっても水冷クーラーを採用しているのはCPUクーラーだけになるため、ケース内のエアフローは大切だ。

前面と底面に取り付けられたエアフィルターは取り外して洗浄することもできる。使っているうちにホコリを吸い込み、久々にケースを開けたらファンにホコリが絡みついていた、というのはよくある話だ。しかしエアフィルターによりホコリの進入は防がれ、さらに手軽にフィルターを水洗いできることで、その機能を保つことができる。