雑誌+DESIGNING、雑誌Web Designing、マイコミジャーナルの3媒体が、様々なジャンルのクリエイターたちを100人連続で紹介していく新企画。今回は5月15日から開催される「世界を変えるデザイン展」のグラフィックを手がけるアートディレクターの中野豪雄を紹介します。
中野豪雄プロフィール
1996武蔵野美術大学入学。2001株式会社勝井デザイン事務所に入社。2007中野デザイン事務所設立。日本タイポグラフィ年鑑ベストワーク賞受賞。世界ポスタートリエンナーレトヤマ、ラハティ国際ポスタービエンナーレ、中国国際ポスタービエンナーレ、JAGDA年鑑等入選。オフィシャルWebサイトはこちら。グラフィックを担当する「世界を変えるデザイン展」についての情報はこちら。
Q&A
――この仕事に就こうと思った年齢ときっかけは?
中野豪雄(以下、中野)「19歳くらい。当時はデザインのことも良く分からず、美術の成績が良かったという理由だけで美大受験を決意した。あとは、赴くままに興味を示し、努力を重ねたら今の仕事に繋がった」
――これまでで一番思い入れのある仕事は?その理由や思い出を教えてください。
中野「イメージの構築/ホルガーマティス ポスター展』の仕事。図録制作ではマティスの思考を分析して編集の領域まで踏む込み、熟考を重ねて制作した。マティス本人から絶賛され、編集的視点の重要さを再確認し、自信に繋がった」
――この仕事を辞めようと思ったことはありますか?また、そのきっかけは何ですか?
中野「特にない」
――これから取り組んでみたいこと、関わってみたい仕事は何ですか?
中野「様々なメディアが乱立してる現在だが、個々のメディアによって物を作る意味と価値を考えた仕事を続けていきたい」
――愛用している、思い入れのある道具や本、ものを教えてください。
中野「ハーバートバイヤーがデザインした地図帳『World Geo-Graphic Atlas』。目の保養と、いつかこんな本を作ってみたいという欲求のために」
――尊敬している人を教えてください。
中野「勝井三雄、杉浦康平、ラーズ・ミュラー、ブルーノ・モングッツィー」
――アイデアを練る場所、時間などを教えてください。
中野「特にない。アイデアは様々な因果関係で成立する」
――1カ月で仕事をしない日は何日ありますか?
中野「3~1日」
――理想的なオフの過ごし方は?
中野「東京のようなインフラが無い場所でのんびり過ごす」
――趣味やコレクションなど、いま、個人的にハマっていることを教えてください。
中野「1940~60年代頃の国内外の良書」
――お酒を飲みますか?週何日、どのくらいの量を飲みますか?
中野「ゲコなので飲まない」
――同業でよく飲みにいく、食事をする人は誰ですか?
中野「妻(同業者です)」