コンデナスト・パブリケーションズ・ジャパンとコンデナスト・ジャパン(以下、コンデナスト)は、日本でのiPad発売に合わせ、電子雑誌アプリを開発中と発表した。発売を予定しているのは、「VOGUE NIPPON」(ヴォーグ・ニッポン)、「GQ JAPAN」(ジーキュー・ジャパン)、「VOGUE HOMMES JAPAN」(ヴォーグ・オム・ジャパン)の3誌で、現在ヤッパによる技術協力の下開発を行っているとした。

「VOGUE NIPPON」

「GQ JAPAN」

「VOGUE HOMMES JAPAN」

iPad版電子書籍アプリでは、動画視聴や別カット写真を閲覧可能にするほか、将来的には記事ごとのメールやSNS/Twitterなどのミニブログのシェア機能、人気記事のランキング、ユーザー別お勧め記事表示機能なども検討している。

今後同社は、VOGUE NIPPON、GQ JAPAN、VOGUE HOMMES JAPANそれぞれのブランドを、マルチ・プラットフォーム(紙、Webサイト、PC/携帯/スマートフォン、タブレット・デバイスなど)で展開し、媒体/デバイスの特性に合わせたコンテンツ提供とレイアウト表現を行っていく。これにより、読者/ユーザーに対してプラットフォームごとのエクスペリエンスを提供すると同時に、広告主に対しては複数プラットフォームを組み合わせた立体的なソリューション提案を行う。

今回のiPad版電子雑誌アプリ開発については、旧来形態の出版社からトータル・メディア・カンパニーへと進化するコンデナストのマルチ・プラットフォーム戦略の一環として実施する。また、日本でのiPad発売に合わせた電子雑誌アプリ参入の決断については、2009年よりiPhone/iPod touch向けに開始した米国での電子雑誌アプリや、日本での電子雑誌の有料配信およびビューア・アプリ「マガストア」での販売実績を重ねたことも後押しとなったという。

なお、App Storeで独立したアプリとして販売すると同時に、引き続き「マガストア」内での販売も継続する予定。