Intelの最新プラットフォームを採用

K52Fシリーズは、Intelの最新モバイルプラットフォームを採用している。K52Fシリーズの上位モデル「SX005V」はCPUにCore i5-430M(2.26GHz)、エントリーモデル「SX003V」はCore i3-350M(2.26GHz)を搭載している。Core iシリーズは従来のCore 2シリーズからアーキテクチャを一新し、メモリコントローラとGPU機能をCPUに統合したのが大きな特徴だ。統合GPU機能は、従来比で3D性能とHDコンテンツ再生能力を向上させている。

CPUはデュアルコアながら4スレッドを同時実行可能なCore i5-430M(2.26GHz)

グラフィック機能はCore i5-430Mに統合されたIntel HD Graphicsを利用

また、Core iシリーズには2つの新機能が搭載されている。まずはIntel Hyper-Threadingテクノロジ。SX005VのCore i5-430M、SX003VのCore i3-350Mともにデュアルコアのプロセッサだが、Hyper-Threadingテクノロジによって4スレッドの同時処理が可能となり、デュアルコアながら擬似的にクアッドコアのように振る舞う。もうひとつはIntel TurboBoostテクノロジ。こちらはSX005VのCore i5-430Mにのみ搭載されている。Core i5-430Mは定格では2.26GHz駆動だが、TurboBoostテクノロジによって、瞬間的に最大2.53GHzまで動作クロックが引き上げられ、パフォーマンスが向上する。

メモリはCPUの仕様からDDR3メモリを採用している。本体底面のカバー内にDDR3 SO-DIMMスロットが2基搭載されており、標準でSX005Vなら4GB、SX003Vなら2GBのメモリが搭載されている。64bit版のWindows 7 Home Premiumを採用しているため、SX005Vの4GBも、フルに利用可能だ。また、このカバー内には2.5型SATA HDDおよびmini PCIeカードスロットも搭載されている。HDDは、SX005Vが500GB、SX003V320GBが搭載されており、mini PCIeスロットにはどちらもIEEE802.11b/g/n対応の無線LANカードを搭載している。

底面カバーから各種デバイスにアクセス可能。メモリはDDR3-SODIMMを2スロット、4GB搭載しており、HDDは余裕のある500GB。IEEE802.11b/g/n無線LANやBluetooth 2.0+EDR機能も搭載している