圧倒的なコストパフォーマンスを実現

2009年10月に「ULシリーズ」として日本市場デビューを飾ったASUSTeKの「UL20A」は、同シリーズのテーマ「UnLimited(制限のない、自由な)」に恥じない使いやすさを備えたCULVノートPCだ。2009年12月にOffice Personal 2007搭載モデル、2010年1月に新色の「ブラック」モデル、翌月にブラックカラーのOffice Personal 2007を追加するなど、登場後も更なるバリエーションの進化を遂げている。

今回の試用機は新色のブラック。天板のヘアライン加工が価格以上の高級感を醸し出している

UL20Aの特徴は、なんといってもコストパフォーマンスの高さにある。アルミニウム素材を用いた薄型ボディーに、2GBメモリや320GBのHDDなどCULVノートPCとして必要十分なスペックを備えながらも、57,800円(2010年2月末現在)という実売価格はユーザーにとって大きな魅力だ。14型ワイド液晶搭載のOfficeレスモデル「UL80AG-WX010V」(実売価格:79,800円)と比べても光学ドライブやHDMI出力端子を省いた程度で、解像度は同じ1,366×768ドットのまま液晶サイズをダウン。駆動時間こそバッテリーサイズの関係から短くなっているが、それでも約7.4時間のスタミナがあれば十分といえるだろう。

本体前面はアクセスランプなどのインジケータのみで、インターフェースを配置しないシンプル設計

左側面にはカードリーダ、USB 2.0/1.1、D-Sub 15ピン、LANポートを配置

USB 2.0/1.1×2、ヘッドホン出力、マイク入力を装備した右側面