実はPRIMEシリーズ最薄のフルタッチケータイ

「単体でも使っていただきたい」と古木氏が語るように、F-04Bは親機だけで使うことが可能。切り離すと9.8mmのフルタッチケータイになる。タッチでの操作性を向上させるための工夫も随所に盛り込んだ。古木氏はこう説明する。

親機を切り離した状態。厚さ9.8mmのフルタッチケータイになる

「フルタッチですが、頻繁に利用するクリアや電源ボタンは、フロントに配置しました。アプリも、バーチャルキーを用意し、全てをフルタッチで使えるようにしています。もちろん、対応アプリなら、そのままタッチで操作できます。文字入力にはF-01Bと同じ手書きエンジンを採用し、手書きで絵文字も出せます」

メニューの項目も大きくタッチで押しやすい

また、テンキー入力は、ツータッチで1文字を確定させる仕様となる。物理的なキーとは異なり、連打は不要だ。最初はこの方式に疑問があったという井上氏も「慣れればこちらの方が速く打てるようになります」という。

「タッチだと物理的なフィードバックがないため、連打よりもツータッチで1文字選べた方が楽です。せっかくキーの刻印が切り替えられるので、それを活かしました。オアシスキーボードの頃から文字入力にはオリジナリティを出していましたが、楽に速くというスタンスは昔から変わっていません」(井上氏)

指で押しやすいよう、メニューなどの大きさも微調整を続けている。現状でもフルタッチケータイとして違和感なく操作できたが、発売時にはさらに快適になっていそうだ。