一方、佐相執行役員常務は、富士通のPC事業の取り組みとして、「富士通シーメンス・コンピューターズ統合によるグローバルシナジーの追求」「わくわく感のある骨太特長の創出による差別化の追求」「ヒューマンセントリック社会におけるフロントエンド・クラウド技術の統合による新たな価値創造」「日本でのものづくり『MADE IN JAPAN』へのこだわり」の4点を挙げた。

その中で、グローバルでのPCプラットフォームの共通化、サービス、サポートの共通化などのほか、日本国内での生産にこだわるとともに、スパコンのシミュレーション技術を使って、落下、衝撃、静電気といった課題を解決するなど、安心して使える品質を実現する方向性を改めて強調した。

「ここ数年、Wow!感のあるものが出せていなかったが、世界初、PC初といったキーワードを持った製品を開発していきたい。携帯電話事業で推進してきた骨太の特徴をPCの領域にも展開し、ひとことで表現できる特徴を持った、富士通らしいPCを投入したい」と語った。

さらに、富士通 パーソナルビジネス本部の齋藤邦彰本部長は、「FMVはライフパートナーとして、多くの方々に、多くの場所で、多くの時間にPCを役立てていただけることを目指す」とし、FMVシリーズの開発コンセプトとして、Innovative、Trustworthy、Comfortableの3点を掲げ、「わくわく感のある商品の提供や、超軽量、超小型の追求し、安心感の実現、かんたん、使いやすさを追求することで、ライフパートナーを実現する」と語った。