タフで機能的、個性的なスタイリングで、不況下でも人気のG-SHOCK。その生みの親であるカシオ計算機の増田裕一氏は現在、同社の取締役に登り詰めている。そんな増田氏から「伝えたいことがある」との、お声掛けを頂いたため、遠路はるばる小作(おざく)へ。なぜに青梅線の小作駅を目指したかというと、カシオの頭脳集団がいる研究所が、小作駅から最寄りの東京都羽村市にあるからである。

にしてもなぜに、「おさく」でも「こさく」でもなく「おざく」なのか。また、私が住む伊豆の山村の町よりもなお、小作の方が田舎に思えたことは内緒である。

それはさておき、増田氏へのインタビューに、すわっ、「G-SHOCKの新展開か!? はたまたニューシリーズの発表か!?」と期待をMAXレベルまで膨らませたのだが、応接室に以前のままの気さくな感じで現れた増田氏は開口一番に、「女性向けモデルを強化したい。それについて本日は話したいと思います」みたいなことをおっしゃる。

こうして肩すかし感を味わいつつも増田氏へのインタビューは進行したのだが、女性用ウォッチ市場へのカシオの戦略を核心として、現在の経済状況をプラスと捉えるマーケティング、グローバルなプロモーション展開までを聞き出すことができた。収穫は大きい。結果オーライである。カシオ製品のユーザーから、アパレル業界と酷似する時計市場、経済などに興味のある方にとっても興味深い内容につき、ぜひぜひ読み進めてほしい。…つづきを読む