また、今回の製品発売にあわせて来日したWindows部門の責任者である米マイクロソフトのWindows & Windows Live担当プレジデントのスティーブン・シノフスキー氏も、「amazon.comにおけ予約販売数は歴史的なものになった。つまり、ハリー・ポッターを上回るものになった」とやはり好調ぶりを強調。「多くの人々の要求に耳を傾け、パートナーと一緒に開発を行い、日本のユーザーからも100以上の重要な課題を提示され、それを解決した。これまでのOSとは異なり、様々なPC雑誌やブログで、発売前からWindows 7を使用したレポートが数多く掲載されており、高い評価を得ている。今後もWindows 7は売れていくことになるだろう」と語った。

来日した米マイクロソフトのWindows & Windows Live担当プレジデントのスティーブン・シノフスキー氏

シノフスキー氏は、Windows 7の発売日に日本にいることの意味を説明した

さらに、シノフスキー氏は、Windows 7の発売のタイミングに日本にいる理由について説明。「なぜ、上司(=スティーブ・バルマーCEO)がいるニューヨークでの発表ではなく、日本にいるのか。それは日本のユーザーが情熱的にサポートしてくれたこと、Windows 7の開発において日本が重要な役割を果たしたこと、プレミアムPCの利用率が高い革新的なマーケットであること、コンシューマエレトクロニクスにおいて最新技術を持つリーダーがいることなど、日本のPCメーカー、ソフトメーカー、コンポーネントメーカーの貢献に感謝したい」と語った。

シノフスキー氏は、日本で発売されるWindows 7搭載PCを、「Premium Feature Enhanced PC」「Premium Small Note」の観点から紹介。「富士通のらくらくパソコンは特に気に入っているパソコン」などとした。

今日発売となった「Premium Feature Enhanced PC」と呼ばれる製品

シノフスキー氏が「Premium Small Note」の数々を紹介

これまでマイクロソフトでは、Windows 7のマーケティング戦略として、快適な動作の実現や互換性の向上など、OSとしての基本機能の強化を訴求してきたが、今回の会見で初めてといっていいほど、Windows 7の新機能について触れた。

シノフスキー氏は、「Windows Touch」「Digital TV」「Home Networking」の3つの新機能を訴求。さらに、Windows Liveとの連携機能によって利用環境が広がることを示した。

Windows 7では、「Windows Touch」「Digital TV」「Home Networking」の3つの観点から新機能を説明

Windows 7は、Windows Liveとの連携が大きな特徴になる

マイクロソフトコンシューマーWindows本部・藤本恭史本部長

具体的なプレゼンテーションは、マイクロソフトコンシューマーWindows本部・藤本恭史本部長が行い、Digital TVでは、地デジチューナーを搭載したPCだけでなく、外付けのチューナーが販売されており、多くのWindows 7ユーザーがこれを利用できることを説明。また、Windows Touchでは、キーボードやマウスが苦手という人に対しての新たなインタフェースであるとともに、新たなゲームの利用などにも応用できることなどを示した。さらに、Home Networkingでは、PCの画面から薄型テレビに画像を表示したり、BDレコーダーのコンテンツを共有したりといった使い方を提案した。

関係者が登壇して鏡開きを行った

動画 - 「Windows 7発売記念の鏡開き」
関係者が登壇して鏡開きを行った

会見のあとに行われた懇親会では、Windows 7にちなんでウルトラセブンと、ウルトラセブンの息子であるウルトラマンゼロが登場