2009年冬モデルとして、Let'snoteは第3世代へと進化

パナソニックは29日、モバイルノートPC「Let'snote」冬モデルの発表会を開催した。ラインナップは、超低電圧版CPU搭載の「CF-F8」、W8/T8シリーズの後継機種「CF-S8」「CF-N8」、10.4型ディスプレイ搭載の「CF-R8」の4機種。「CF-R8」「CF-S8 ブラックモデル」が11月20日発売、そのほかの機種は10月22日発売。価格はオープンプライスで、市場想定価格は「CF-F8」が220,000円前後、Office搭載モデルが250,000円前後。「CF-S8」が200,000円前後、Office搭載モデルが230,000円前後。「CF-N8」が190,000円前後、Officeモデルは設定されていない。「CF-R8」が180,000円前後、Office搭載モデルが210,000円前後。

商品コンセプトを説明するパナソニック AVCネットワークス社 ITプロダクツ事業部 奥田茂雄氏

発表会ではまず、パナソニック AVCネットワークス社 ITプロダクツ事業部 奥田茂雄氏が商品コンセプトを紹介した。国内ノートPCの市場動向によると、12型以下のウルトラポータブル、またミニノートの市場は増加傾向で2008年度は180万台に達している。その中でパナソニックは14型以下のA4ノートをモバイル予備軍ととらえ、今後活性化していくと考えている。この市場動向の中、ウルトラポータブルで4年連続のシェア1位を獲得。その上で2009年、Let'snoteは新世代に突入していくとした。

Let'snoteは、2002年に軽量・長時間駆動にこだわった第1世代としてビジネスモバイルを投入。2005年には軽量・長時間駆動に加え、外的アクシデントに強い頑丈(タフ)性能にこだわった第2世代タフモバイルへと進化。2009年は、これに高性能を加えた第3世代、プロフェッショナルモバイルとなった。

小型マシンの伸びが著しいノートPC市場。その中でパナソニックのシェアは4年連続1位

ユーザーのニーズを満たすような設計をしたことで、Let'snoteは第3世代になった

開発のポイントは高速処理、高速モバイル通信、長時間駆動、頑丈設計

現在の使用状況を考えると、ユーザーが複数ソフトを立ち上げて業務を行ったり、多くのWebサイトを比較しながら作業したりする中、バックグラウンドでは暗号化やウイルススキャンなどが実行されている。モバイルPCを使っているユーザーは、これらの処理を高速にこなす性能を求め、さらにモバイルに必要な、WiMAXをはじめとするワイヤレス環境を求めている。高負荷の状態でも長時間駆動が可能で、しかもデータやマシンを守れる頑丈な設計を求めているのだ。そのような要望に答えるプロフェッショナルモバイルとして、高速処理、高速モバイル通信、長時間駆動、頑丈設計を追求したのが2009年Let'snote冬モデルとした。